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ハロー!!きんいろモザイク 第11話 「ほんのすこしの長いよる」

次回最終話という噂が飛び交っていますがあれはデマです。きんいろモザイクはそれぞれの人々の中で生き続けるので自分自身の手で終わらせようとしない限り死ぬまで続けられます。7月からは第13話が放送されることでしょう。楽しみです。


以下雑感,



・姫と従者

このAパートの内容はアニメオリジナルなのだけれど、アニメ『きんいろモザイク』が素晴らしいのは「アニメの話を全く違和感なく原作の大筋の中に溶け込ませられる」という点だ。以前の綾と陽子のエピソードも、原作を読んでいない視聴者にはそれがオリジナルだとは見抜けなかっただろう。


松原穂乃花といえばカレンの友人でありながら、身分や財力の違いのため従者と姫のような関係性から脱却できていない部分があったが、今回の話で対等な関係に一歩近付いた。
同時にOP映像の松原穂乃花の玉乗りという謎の伏線も回収されたのだが、これは果たして必要なアビリティだったのかは今でも謎のままである。



・not共依存

夏休みの間にアリスとカレンが一週間イギリスに帰省する、ということはきんいろモザイクのきんいろが消えてしまうということだ。そもそもアリスは忍と一緒にいたいから日本に留学して大宮家にホームステイしているわけで、今頃になってイギリスへの帰省を決意したのは間違いなく九条カレンの存在が大きい。忍はアリスがいなくなってからまともに日常生活を送れないほど衰弱してしまったが、アリスのほうにはそうした描写がない(というか現段階ではアリスの道中に関する描写が一切ない)。一見共依存的関係に見えていながら、忍→アリスの依存の方が遥かに大きかったことがわかる。



QED.

第1期10話における嘘の予告パートの伏線が回収される、という大々的な仕掛けがあったわけだが、それ自体は今おれにとっては問題ではない。重要なのは、このスピンオフ的なアニメオリジナルのCパートで(実際には忍の見た夢というオチだったが)、ついに九条カレンが魔法使いであることが証明されてしまった、ということだ。4話「雨にもまけず」や9話「とっておきの一日」で示唆されていた、カレンは魔法使いだという事実、これがこの段階で証明されたのは衝撃だった。


夢は自分が体験したこと、見聞きしたことしか見られない。ビルから飛び降りたり、ナイフで刺される夢は見られても、自分が死ぬ夢そのものは見られないように。つまり忍はカレンが魔法使いなのではないかと(おそらく無意識のうちに)思っていたのでは、と推測できる。カレンが魔法を使用していたのを実際に目撃したのは穂乃花だけだ。となると4話「雨にもまけず」において、カレンに元気パワーを注入されたアリスの花は雨に負けず綺麗に咲いて、忍の花は枯れてしまった、あの時点で何かを感じ取ったのでは…と考えるのが妥当だろう。


ちなみに忍の夢の中ではカレン以外の登場人物も魔法を使っているのだが、カレンが夢の中で「最強の魔法使い」と位置付けられている点で、やはりカレンに対しては他の人物とは違うある種の確信があったのではないだろうか。綾に関しては今回「綾ちゃんは魔法陣で好きな人を召喚しそうなイメージです」と忍自身が言っているので魔法使いとして夢の中に現れても不自然ではない。その後、忍の部屋の窓からやって来た陽子に「陽子ちゃんを召喚しました!」と言っているので、陽子も召喚魔法の一端に関わっていることが忍の頭の中で想像されたのだろう。アリスは存在自体が忍にとっての魔法ということで。



・結論

魔女っ子マホコ復活。魔法戦争が幕を開ける。