2015年上半期ベストアルバム

いつもなら7月頭にやるこのまとめがここまで遅れた理由は単純に某海外レコードレーベルとApple Musicのせいです。海外のレーベル、「送ってくれ~」と頼むと2週間後くらいに「すまん忘れてた~許してくれ~」みたいなのよくあるのでつらい。


あとApple Musicは素晴らしい。主にジャズ・クラシック方面が異常なくらい充実しており、これだけでおれは毎月980円払うことを決意した。法外な値段で売られている過去の隠れた名盤を聴き漁れるというだけで本当に有り難みしかないし、クラシックは俗に言う名曲別演奏探し(同じ曲を違う人間が演奏しているのを聴き比べるやつです)が簡単にできるのが最高で涙ぼろぼろ流している。基本的に海外の音楽はメジャーインディー関係なく揃いまくっているし(アントラーズのEP聴こうとしたらHospiceしかなくて泣いたけど探せばそういう例もわりとあった)、最初の3ヶ月は無料なので、洋楽ほとんど聴かないけど興味はあるという人はApple Music登録したらいいと思う。


というわけで今年はほとんど新作を聴いていないのでアレな感じのアレです。15位からです。


海外

15.Evan The Death『Expect Delays』


14.Unknown Mortal Orchestra『Multi-Love』


13.The Decemberists『What a Terrible World: What a Beautiful World』


12.Chilly Gonzales『Chambers』


11.Outfit『Slowness』


10.Matthew E White『Fresh Blood』


9.Leprous『Congregation』


8.METZ『Ⅱ』


7.Fall Out Boy『American Beauty/American Psych』


6.Bjork『Vulnicura』


5.Hop Along『Painted Shut』


4.Now And On Earth『Blacked Out』


3.My Morning Jacket『Waterfall』


2.Noel Gallagher's High Flying Birds『Chasing Yesterday』


1.Natalie Prass『Natalie Prass』



日本

15.Trident『Blue Snow』


14.花澤香菜Blue Avenue


13.吉井和哉『STARLIGHT』


12.アイカツ!『Joyful Dance』


11.KNOCK OUT MONKEY『Mr.Foundation』


10.中島卓偉『煉瓦の家』


9.doa『FLY HIGH』


8.TRUSTRICK『TRUST』


7.SCOTLAND GIRL『As I am』


6.TRIPLANE『non no』


5.新川忠『Paintings of Lights』


4.LUNKHEAD『家』


3.KEYTALK『HOT!』


2.女王蜂『奇麗』


1.fhana『Outside of Melancholy』




2011年以来4年ぶりに現段階で海外勢が超豊作という状況です。しかしその中でもNatalie Prassのデビュー作は格段に良かった。この豊作の中においても頭5つくらい抜けており、このままいけばまず間違いなく1位、2010年代という括りの中でも5本の指に入る可能性がある大傑作だった。国内だと去年から言っていたとおりfhanaのデビュー作が非常に良かったのだけど、女王蜂の3年ぶりのアルバムがこれまた途轍もない傑作で、正直同率1位にするかどうか最後まで悩んでいた。あと去年メジャーデビューアルバムが酷い出来だったKEYTALKがここにきて持ち直したのは感動した。


今のところ2015年は国内・海外ともに、久し振りに新作出すアーティストが傑作出してくる率が高いというのが喜ばしい。ここに載せてないけどサザン・ミスチル・B'z・TUBEが同時期に新作出しているし(どれも素晴らしかったけどギリ届かなかったというところ、しかしもっと聴けば上がる気もする)、あとはla la larksが今年中にアルバム出してくれればおれは満足です。次回はベストトラックのほうに着手します。