ちはやふる2 第六首 「たつたのかはの にしきなりけり」

  • ちはやの顔の正面アップと横顔アップから受ける印象がまるで違うのは、ちはやと甘糟との勝負においては恐らく視聴者が甘糟の視点で物語を眺めるように作られているからだろう。ちはやの過去回想を挿入しながらも底の見えないちはやの能力に脅かされるという。
  • 机君の身体的描写で毎回卑怯だと思わされるのは眼鏡のレンズ越しに目を描くことが全くないということだ。感情の動きがまるでわからないからモノローグだけで推し量る必要がある。
  • 運命戦からのシークエンスはアニメになるとこういう演出をするのかという驚きがあった。札分けの説明は原作の説明より視覚的にわかりやすかったし、原作のコマ割りを意識した上で頭脳戦でも運命でもなく肉体的・精神的実力の差を見せ付ける太一とひょろ君の試合が一番良く出来てた。
  • 単純に次回以降の繋ぎとしてだけでなく独立した一つのシークエンスとして新からのメールとちはやの心情、それを見ている太一の3人の関係性を描いているんでちはやの涙の意味もちゃんとわかるようになってる。