2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

翠星のガルガンティア

7話以降急速に横軸に広がっていった話をどこに向かって走らせるのか、物語としてしっかりとした終わりを提示できるのかという多少の不安はあったが、まさかここまで綺麗に纏められるとは思ってもみなかった。残りの全ての問題を解決し物語は最良の方向へと導…

惡の華

まずは『惡の華』というアニメの総括。『惡の華』には非現実的なものは存在しない。魔法も怪物も超能力も出てこない。要素としてのギャグもラブコメも存在しない。ただひたすらに登場人物の人間性を突き詰めている。基本的に物凄くゆっくりとしたペースで物…

刀語

実は本放送を見ていなかったのでこの再放送が初見ということになる。本放送を見なかったのは単純に放送形態が特殊過ぎて見るのが面倒臭かったからなんだけど、正直今期の中でも一番の面白さどころか今年の中でも暫定一番の面白さだったのでもっと早くから見…

はたらく魔王さま!

今期最大のダークホース。久々にラノベ原作アニメで大当たりが来た。基本的にどんな時でもギャグの精神を持っていながら時折ラブコメやバトルも顔を 出し、その全てを卒無く纏めるという脚本面での手腕も素晴らしいし、一昔前のドタバタコメディへのリスペク…

ゆゆ式

月並みな言葉で表現すればゆゆ式はおれの生活の一部だった。ライフサイクルの中に「ゆゆ式を見る」ということが組み込まれてからやがて風呂場で無意識に身体や髪の毛を洗うように無意識にゆゆ式を見るようになっていた。微量な意識の介在は作品内に満たされ…

ハヤテのごとく! Cuties 第11話 「chapter1: ドアをノックするのは誰だ?」

ついに事前情報として提示されていた1話につき1ヒロイン攻略ルートという縛りを完全に無視した内容だったんだけどこっちの方が普段のハヤテのノリに近いのでもう最初からこれで良かったんじゃないのという感じですね。作画が適当なのも勢いで誤魔化せるし。 …

訂正

「24日以降」→「25日以降」

翠星のガルガンティア 12 「決断のとき」

急激に物語を纏めにかかっている感じが否めないのだけど、結果的には敵味方の分離やレドの決意、ガルガンティア本島を離れた側の視点を中心に描かれる人間の在り方、そしてチェインバーという機械とレドとの関係性など、最終回までに処理すべき問題はほとん…

這いよれ!ニャル子さんW 第11話 「とあるキャンプの悪霊の家」

やってそうでやってなかったキャンプ回。今まで数多くのイベントをこなしていたからまだ手を出してないものがあること自体以外なんだけど、そういえば修学旅行とかもまだやってなかったな。 このアニメ何回テコ入れやってんだよと突っ込まざるを得ないくらい…

進撃の巨人 #12 「傷 -トロスト区攻防戦(8)-」

本編の内容を掻き消すほどのエンドカードのインパクトにより二度以上の視聴を半ば強要させるというとんでもない手法を取り入れてきた。小林ゆうはもう悪ふざけでやってるのか精神に異常をきたしているのか本気でわからないのだけど、周りの人間がそれを受け…

近況

野良猫と戯れるの人生で4番目くらいに楽しいことだとわかってきたので積極的に野良猫と関わっていきたい。 動物アレルギーで犬・猫・鳥獣族の毛とか完全に駄目なんだけど(咳と鼻水が止まらなくなりやがて発熱する)、まあ今更体を労ったところで人生変わるわ…

惡の華 第十二回

言いたいことは山程あるけど基本的には最終回までもう何も喋らない方がいいのかなと考えていて、それは何故かと言うとこの12話は最終回と密接に繋がっていて両者を切り離す行為は健全でないように思えるからです。 しかし春日が仲村を追い掛けるシークエンス…

俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 第12話 「マジ天使すぎるあやせたんが 一人暮らしの俺んちに降臨するわけがない」

神は二度訪れる。2話目のオリジナル回が福音ならば今回は神の祝福。俺妹という物語の結末を知ってしまった今となっては全ての過程が虚しく思えてしまうという部分も確かにあるが、それ以上に映像として天使を享受するということは利害関係を度外視し無の状態…

変態王子と笑わない猫。 第11話 「筒隠さんの家の中」

今まではシリーズ構成のおかげでどんな方向に進んでもギャグとシリアスの中間を行き交うようにバランス調整出来てたんだけど、今回から物語そのものの核心を突いてくる内容なので割と重い。 個人的には家族ネタに弱いので原作の時点で既に心がやられてたんだ…

よんでますよ、アザゼルさん。Z 第12話 「あくま」

「あくま」というタイトルに相応しい悪魔のような話。インキュバスが意図してアザゼルさんの仕事を奪っているのか単純にいい奴なのかという部分で揺れる話の構成が上手かった。 結果的に仕事も恋人も母親も奪われたアザゼルさんだけども、芥辺さんの追い打ち…

波打際のむろみさん 第12話 「色んな愛の形とむろみさん」

今回は真面目に生理的に無理でした。 中野英明の演出がマイナスの方向に働く事例を初めて見たかもしれない。何でもかんでも出崎統演出を当てはめればいいというもんでもない。

とある科学の超電磁砲S #11 「自動販売機」

前回が演出の力が発揮された回ならば今回は脚本とコンテの力が発揮された回と言える。冒頭からラストまでの流れが鮮やかでアニメオリジナル要素も無理なく組み込まれている。今までのシリアスな空気を過度に助長させることもなく、上条さん、美琴、御坂妹、…

革命機ヴァルヴレイヴ 第11話 「軍事法廷第54号」

内閣とか組み始めてうわーこれは痛いなーと額に手を当て呻いていたんだけど、今更そんなこと言ってもどうにもならないので止めた。最初の頃の純粋な狂気は消え去り残ったのは飯事のような国内統治とキャラクタの脈略のない絡み、前回ラストの超展開は意外性…

ちはやふる2 第二十四首 「かくとだに」

次回で最終回という事実が未だに信じられないんだけど、今回作画の異常なまでの力の入れ具合を見て「ああ、最後の力を振り絞ってるんだな」と腑に落ちてしまった。感動的な盛り上がりが少ない分、圧倒的演出と美麗な作画、原作のコマ割りを意識したうえで計…

うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000% Op.12 「HE★VENS GATE」

ともちゃんが出て来たので自動的に面白さは1.5倍増し以下略。しかし今回のキモはラストにある。前半作画珍しく死んでる(顔アップ以外ほとんど死んでる)じゃんどうしたんだよーと思ってたら最後でまさかのどんでん返しである。恐らく持てる力の全てを先にラス…

はたらく魔王さま! 第12話 「魔王、己の職責を果たす」

まさかまだ初回と同レベルの力を残しているとは思わなかった。しかもギャグ回ではなく真面目な戦闘においてその力が発揮されるとは思わなかった。色々と予想外の事態が積み重なってきていて現状把握に時間が掛かったんだけどやっぱりこれは傑作の部類だろう…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 第12話 「それでも彼と彼女と彼女の青春はまちがい続ける。」

これで文化祭編終了、次回は番外編ということで今回が実質的な最終回だと考えていいだろう。前回まででかなりとっ散らかった話を上手く纏めたなという印象。表舞台で頑張る雪乃や結衣と裏舞台で頑張る八幡との対比が鮮やかだった。表舞台から転落した人間で…

フォトカノ 第12話 「フォトグラフメモリー」

内容からして完全に最終回だと思ったんだけどあと1話残っているらしい。このまま綺麗に終わってもいいんじゃないのとは思ったけど、このアニメは元々根本が汚れているので綺麗に終わるということ自体が不釣り合いというジレンマがある。 最初に深角友恵とい…

断裁分離のクライムエッジ Cut 12 「禁じられた遊び」

何のためらいも無く幼女を盗撮したり幼女がせっかく墓に供えた花を足で踏み躙る切くん流石すぎる。そこらの主人公じゃ出来ないことを平然とやってのけるそこに云々。 戦闘BGMは涙が溢れるくらい格好悪いけど画面がモノクロになる演出がなかったのでまだ何と…

ゆゆ式 第11話 「こーゆー時間」

個人的問題としてもはや死ぬ以外の解決法が見当たらない地獄のような案件を抱えていた時に見たせいか、泣く一歩手前くらいのエモーショナルな感情の昂りを喚起させるような話だった。アニメゆゆ式は高度な映像表現と浄化能力の高さを併せ持つので基本的にい…

あいうら 第11話 「雨」

OP映像めっちゃ好きなんだけどこれ特典DVDとかでCDに付属してるのかなーと思ったらOP曲のCDに特典ついてて「これや!!!!!」と思って買ったらまさかの実写PVで心が完全に折れた話はともかく次回最終話というのがひたすら寂しい。 リコランとかちとせとか長々や…

ハヤテのごとく! Cuties 第10話 「マリア」

ヒナギクがイチローならマリアはゴジラかなーとぼんやり考えている。今回はそのマリアの過去と現在をクロスオーバーさせてキャラクタ本人の個性を浮かび上がらせる。しかし過去回想が今までやってきた現在の時間軸の話より面白いというのは相当イカれてると…

翠星のガルガンティア 11 「恐怖の覇王」

クーゲル中佐は圧倒的な軍事力とか色々使って島の人間を半洗脳状態にして思いのままに操ってると思ったら洗脳まではしてないようなのでそこまでの悪人ではないらしい。まあそうしたら人間の尊厳という問題が生じてそれがヒディアーズの問題と被ってしまうか…

這いよれ!ニャル子さんW 第10話 「ユゴス・アタック!」

前半部は「いつも躁状態みたいなニャル子さんの体調と精神がギリギリまで下がったら」というシチュエーションにおける話なので内容的に面白いか否かというのがそもそもの問題だったんだけど、今までの話の積み重ねで真尋に対するクー子の好感度をマックスま…

進撃の巨人 #11 「偶像 -トロスト区攻防戦(7)-」

最近は戦闘やってない時でも演出を凝ってきたので今までよりも圧倒的に見やすかった。ピクシズ司令が壁の上で作戦を説いているシーンとか良かった。 「止め絵を効果的に使う」ということをようやくやってきたので作画に関しては大体の問題点を克服したように…