ちはやふる2 第八首 「みかさのやまに いでしつきかも」

  • ちはやたち2年生にとっては2回目の全国大会、1年生にとっては初めての全国大会。大会としては前と同じなのに見え方が1期の頃と全然違う。以前の全国大会ではちはやたちが脇目も振らず優勝を目指すというがむしゃらさがあったけど、今度の大会は机君や菫という偵察部隊がいることで視野が広がって様々な高校の選手たちの描写がある。
  • 机君の先輩としての成長が素晴らしいのでもっと試合にも出してほしい気持ちはありつつ筑波君頑張ってくれという気持ちもあるのでつらいところだ。
  • 大会参加校メンバーそれぞれに個性があるのは今更だけどやっぱり外人ともなるとインパクトが違う。国際的な面というよりも外人であってもかるたに対する向き合い方は変わらないという心の部分を強調したかったんだろう。
  • 今回は殺伐とした話じゃなくて競技以前のかるたという遊びに立ち返った話だった。基本的にちはやふるという作品には張り詰めた話でも肩の力が抜けた話でも平均を大きく上回った面白さを提供してくれるという絶対的な信頼がある。
  • やっぱりしのぶちゃん痩せてたほうが見栄え良いですね。若干怖いけど。
  • 試合がどんな結末に終わろうと一切後腐れないのがちょっと非現実的なんだけどそれが許されている世界観が確立されてるので違和感はない。こうでないとちはやふるじゃないだろ的な納得感の方が強い。