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きんいろモザイク Episode 10 「すてきな五にんぐみ」

  • 烏丸先生がオープニングを飾っていることからいかに彼女がこの作品内で重要かということがわかるかと思うが、日常系作品における「大人」というのはそれ自体希少種みたいなものなので、子供達が何らかの決断を迫られた時や何かの転機になる際には必ず道標として姿を現すことになる。しかし一般的な日常系作品とは違い烏丸先生の場合は「どこか子供っぽい、少し頼りない大人」という存在で、どうしてこうなったのかというと主人公である忍の姉、勇が一般的な「大人」としての存在を担っているからだと思われる。
  • 今までの話を見てわかるようにアリスは精神的に忍に依存しているのだが、アリスが「烏丸先生と忍が仲良しである」ことに対して嫉妬してしまう、というのは思慕というより忍が自分の前からいなくなってしまうかもしれないという危機感に由来している気がする。アリスと忍はすでに一度イギリスで別れを経験しているわけで、その時の悲しみが再びやってくることを避けたい感情が先行しているように見える。
  • 今回は占いから野球までわりと幅広くネタを取り揃えていて、その中でも特に自分の力ではどうにもならない運命と自分の力で何とかなるバッティングを対比させている。占いは結局忍に不幸なことが立て続けに起こったが、バッティングはアリスが忍の応援により奮起して球を打つことができた。こういう話って精神的な自立を図るみたいな用途で導入されることが多いけど、このアニメはアリスが忍のことを信頼したことで目的が達成されたので、結果的により依存度を高めることになった。
  • 綾の陽子に対する感情は未だにはっきりとしていなくて、普段はしっかり会話しているのに電話だと極端に緊張してしまう姿とか見てるとまだ陽子に対して微妙な壁があるのか、あるいは感情の抑制が効かないほどに友達以上の想いを抱いているのか、そこらへんはもしかしたら卒業する直前とかにならないと明かされないかもしれない。