げんしけん 二代目 12話 「恋と仕事とチーズケーキ」

  • 斑目の物語に一区切りついてしまったことでおれの中でげんしけんという作品も終わってしまった感じがしていて、ここから先は本当に後日談という気分で見ているのだけど、今回で初期の斑目のようなマシンガントークを見られて心の整理がついた。
  • 田中と大野の話はやっぱりサイドストーリーの域を出ていない。1期2期では主役を喰うくらい出番多かったけどこれは2代目だからか「メイン」という印象が薄い。
  • 今更言うのは馬鹿らしいし的外れなのも承知しているけどそれでもおれの中では大野=CV川澄だし、春日部=CV雪野 なのでこのげんしけんが今までのげんしけんの延長線上にあるものだとはどうしても思えない。やはり両者の間には断絶がある。
  • 大学生の就職問題はおれも最近まで身をもって経験していたし採用されないつらさもだいたいわかる。その上で斑目が会社を辞めた理由にも凄く納得がいくというか、つまり春日部にフラれたことで斑目は完全にげんしけんと己を切り離す覚悟ができて、げんしけんに所属していた頃に就職した会社を自ら辞めて大学の近くの自宅からも去ることで過去と決別しようとしている。過去にしがみついて生きていく人間もいる中で斑目はその選択を捨てたわけで、そんなことができる斑目と自分を同一視するというのはやっぱり無理な話だった。