ソードアート・オンライン 1話

原作のアニメーション化としては非常に良くできた作品になりそう。壮大さを全面に打ち出した劇半とアニメーションらしさを抑え目にして3Dを上手く組み込んだ作画方面も相待ってSAOの世界観を映像としてよく表現できている。問題はこのクオリティが2クール保てるかどうか、その一点に尽きる。


やっぱり映像栄えするというか、活字が映像と近接しているので、原作を事前に読んでいる状態で見ててもまるで違和感がないのがライトノベル原作アニメにしては珍しい。ログアウトできない部分の緊張感だったり、仮想空間のフィールドの現実性(というと矛盾があるように見えるが)が伝わってきて、大々的な作り方でありながら細かさが随所に見える。


イントロダクションとしても本当に秀逸で、説明がなされていない部分はあるもののそれも今後明かされていくことだし(そもそも何でもかんでも説明しないといけないみたいな風潮がおかしい、語らずとも画面から推し量ったりとか、視聴者側に委ねられてる部分が存在することに自覚的になるべき)、「今後どうなるんだ?」という興味感心を持たせるという第一条件は余裕でクリアしているので恐らく夏期アニメの中では1番盛り上がるのでは。アインクラッド編上手く纏められてたらおれも円盤買う。