キューティクル探偵因幡 #1A「偽造通貨印刷事件」 #1B「因幡洋誘拐事件」

  • 普通の尺のアニメなのにどうもショートアニメのような安っぽさが感じられる。キャラデザとか色調の問題なのかな。あとこのノリで20分以上やられるのは精神的につらい。
  • 基本的にギャグありきで話が進んでいくんだけど、ボケもテンション高いしツッコミもテンション高いのでどんどんテンションが上がっていくインフレ状態に陥っている。いやそれが別に悪いことじゃないし、最近だとてーきゅうがそういうタイプのアニメだったんだけど、全部のキャラがいまいち把握できてないまま突っ走ってしまっているので話の中に入り込めない。入り込めないから面白いと感じられない。
  • この終始テンションの高い状況がショートアニメで成立していたらけっこう良い作品になりそうな気がするんだけど、いかんせんこれ20分以上のアニメだから途中で疲れてくる。日笠演じるガブリエラが出てきたあたりで少しクールダウンしてきて「おっ持ち堪えるかな」と思ったんだけど駄目だった。しかし突っ込みとしての入野はやっぱり『男子高校生の日常』のほうが輝いてたよなー。
  • 絵コンテと演出を、水島努というギャグの何たるかを心得ている人間が担当しているにも関わらずこの出来ということは、脚本あるいは原作が駄目だということだろう。これはもう諦めるしかないのか。