たまこまーけっと 第5話 「一夜を共に過ごしたぜ」

  • そうそうこういうの、こういうのが見たかったんだよ!!!!!!!!!
  • みどりちゃんが百合属性持ちだと発覚してからいつかみどりちゃんともち蔵とでたまこを奪い合う話やってくれないかなーと思ってたらもうその時がやってきた。このアニメはたまこが主人公でみどりちゃんがヒロインという認識でだいたい合ってると思います。朝霧さんはキャラクタとしてかわいいんだけどみどりちゃんは女性としてかわいいのでここらへんでしっかり線引きがされていてキャラの個性同士が潰し合うということもない。
  • 季節が過ぎていくのがやたら早いアニメなんだけど、そうなると卒業までいくのかなーという気がしないでもない。山田尚子けいおんの卒業式で終幕の美しさを突き詰めようとしてた印象があるし、このアニメでけいおんでは出来なかったことをやろうとしてるような。
  • 朝霧さんが思ったことをすぐに言えるようになってるという部分に時間の経過を見出せるんだけど、それと背景と学校行事でしか時間がどれくらい経過してるのかわからない。今のところキャラ描写に比重が偏ってるのが要因か。
  • 夜、みどりちゃんがもち蔵に詰め寄るところがめちゃくちゃ良い。コンテ最高。演出も抑え目ながら徐々に互いの感情が発露していく様子が手に取るようにわかる。ここのみどりちゃんの描写は『青い花』のふみに通じる切なさがある。ふみとは性格が違うんだけど境遇は少し似ている。翌日みどりちゃんがずっとたまこと手を繋いでて、しかもたまこはみどりちゃんの変化について何も意識していないのが良い。
  • 林間学校の部屋割りを見てみどりちゃんがたまこたちと別のクラスになった意味がようやくわかった。これは設定の勝利だろう。だいたい恋愛感情諸々の話は2人ないし3人が離れ離れにならなければ一定以上進まないみたいなところがあって、このアニメではそこまで重く取り扱う話題ではないので「クラスを別々にする」という方法でそれを実現している。もっと重く主題に置くレベルなら転校とかいくらでも離れ離れにする方法はあるわけで。
  • 最終的にみどりちゃんともち蔵は和解したみたいだけど、両者はまだたまこに対して思いを抱いていて、そのことについて互いが認め合ったという段階という見方でいいと思う。なので後半みどりちゃんが追い上げてくる可能性もあるわけで、例え緩やかな日常を描くというテーマに主眼を置いてる作品だとしてもそこは少し期待してしまうのです。