リトルバスターズ! 第18話 「答えは心のなかにあるんだ」

  • 良かった良かった。めっちゃ良かった。こういう話大好きです。やっぱりハッピーエンドで締めてくれることに越したことはない。はるちんも佳奈多も幸せになってくれ。
  • コマリマックスや美魚と違って葉留佳も佳奈多も外的要因によって人生を歪められたキャラクタなのでそれを取り除けば手っ取り早く解決が望めるんだけど、面倒なのは葉留佳側の外的要因の中に佳奈多も含まれてることで、結局は姉妹同士の蟠りをどうにかしないことには何も進展しない。そのうえ要因の黒幕が個人ではなく三枝家や二木家という組織であることが事態解決を難しくしている。
    • なので終着がまるで見えない葉留佳ルートだったんだけど、外的要因には外的要因をということでリトルバスターズの面々をぶつけてきた。これがこのアニメ流の最もスマートな解決方法なんだろう。仲間との友情をテーマにしているだけあってそこらへんの描写はちゃんとやってる。
  • 散々言われてた「佳奈多の真意がわかれば泣ける」というのがたぶん「佳奈多のほうが色々やられてるんだろうなー」と予測できてしまったのであんま感動とかないかなと思ってたら不覚にも心動かされた。佳奈多が泣き崩れるところの演出、無駄な装飾が一切無くて潔い。さすが橋本敏一、傑作回と名高い(おれの中で)青い花10話の杉本先輩回の演出を手掛けただけのことはある。ここだけ見たら今期最高峰。
  • 最終的に三枝家や二木家を共通の敵として認識するのかと思ったら葉留佳が最後に「誰も憎む必要がない」「誰も悪くない」と達観したのが予想の斜め上をいく展開だった。もはや聖人レベル。
  • これは葉留佳ルートだけでなく佳奈多ルートも欲しくなるよね、というくらい佳奈多にもしっかり焦点が当てられた一連のエピソードだった。こういう話連続でやられてたらちょっとやばかったかもしれない。円盤とお財布的な意味で。