ジョジョの奇妙な冒険 第20話 「シーザー孤独の青春」

  • 今まで溜め込んでいた力の全てが注がれた史上最高のエピソード。小手先の技や変則的な演出に一切頼ることなく真正面から男同士の戦いを描き切った究極のアニメーションだった。映像としても物語としても完成度が高過ぎてあらゆる言及が蛇足になってしまう。
  • 作画・コンテ・演出・音楽・演技の五大要素全てが完璧も完璧、ジョジョだからとかそういう前提はもうどうでもいい。2部一番の名シーンでありジョジョシリーズの中でも特に気に入っていたシーザーの死に対してリサリサとジョセフが嘆き悲しむ場面が凄すぎた。今年これを超えるエピソードとかたぶん出てこないような気さえする。漫画読んでても泣いたけどアニメになるとダイレクトにくるよね。目が痛いし前が見えないし。
  • 「神回なんて言葉使いたくねーぜ」と言いながらも三ヶ月に1回は神回って言ってる意志薄弱な自分に決別しようと思ったけどやっぱり神回と言うしかないですね。別に泣ける回=神回とかそういうわけじゃないんだけど、基本的に泣くというのは一番わかりやすい感情の動き方の証明なので仕方ない。なんかもう一年ぶんくらい泣いた気がする。
  • おれは最初から杉田ジョセフ肯定派だったんだけど今回でおおよその視聴者に肯定されたようで何より。杉田のあの叫びと音楽が合わさったシーンは至高。あの音楽は反則としか言いようがないですね、さすがあのシーンのためだけに作られただけのことはある。このエピソードが収録されたBD買わないとCD手に入らないみたいだけどまあ当然買うでしょう。
  • ジョジョアニメ化に不安しか無かった去年の10月からもうすぐ半年経ち、必然的に終わりも近付いてるわけだが今回の話を見れただけでもアニメ化した意味があった。これもっと予算があったら本当に劇場版と見分けがつかないくらいのクオリティになったんだろうなーというあたりが勿体無いところ。