- 内容からして完全に最終回だと思ったんだけどあと1話残っているらしい。このまま綺麗に終わってもいいんじゃないのとは思ったけど、このアニメは元々根本が汚れているので綺麗に終わるということ自体が不釣り合いというジレンマがある。
- 最初に深角友恵というヒロインを見た時にこいつは病んでるのかという感想くらいしか抱かず、このキャラクタをメインに話作るの難しいんじゃないの(最初の人物描写では深角さんが遥佳のことを好きで前田くんは疎まれてる感じだった)と思ってたんだけど、蓋を開けてみれば一番まともにシナリオ作りやすいヒロインだったんだなーと実感した。しかし転校云々の話はキミキスの星乃さんのことが思い出されて心が抉られるようだった。あのアニメを作った人間は全員焼き討ちされるべき。
- 深角さんはどこの部活にも属していないという設定を利用してどの部活にも溶け込めるようにして今までのヒロインの総ざらいを行おうという脚本のしたたかさには驚かされた。こんな強引に捻じ込んでくるタイプの脚本はこのアニメにあんまり見られなかったのがその理由。
- 何だかんだで深角さんは唯一アニメから与えられたストーリーによって一番魅力を増したヒロインだったと思う。今までは既に完成されたヒロインが脚本によって動かされるという印象があったけど、深角さんに関しては個性の見えなかった第一印象を塗り替える衝撃があってちょっと感動的でもあった。全てのルートでこのくらいのシナリオやってたらフォトカノかなりの名作になったんじゃないのと本気で考えている。
- 前田くんはもう完全に変態主人公の枠から抜け出して一人の男前主人公になってるのが未だに解せないんだけど、まあこれはこれでいい。最終回で再び変態の道を歩む前田くんに期待する。
