超速変形ジャイロゼッター 第34話 「雨のドキドキドライブ」

• 久方振りの名作回が現れた。やはりこのアニメのメインヒロインはりんねでも沙斗理でもなくハルカだったのだ。このアニメは俊介とハルカが同時に出た瞬間爆発的に面白くなるし制作側も完全にそれをわかってる感じがする。

• 形だけ見ればラブコメっぽいのに中身はほぼギャグだというフォームが本当に神がかったバランスのもと成り立っていて素晴らしい。最近見たどのギャグやラブコメよりも良く出来た脚本で正直このアニメがここまでやるとは思ってなくて見直した。以前バレンタインデーの話をやった時も今回と似たフォーマットだったんだけど、ハルカと俊介を取り巻く存在として主人公のカケルを組み込むというのは面白い。

• バレンタインデーの時と違うのは俊介を追い掛ける相手がカケル単体ではなくサブキャラ止まりだった光というところなんだけど、これによって主人公側が敵のようにも見えるという錯覚が生まれる。その錯覚を強固なものにするために追い詰められたハルカに対して俊介が手助けするという場面が挿入される。

• バトルで盛り上げた後にハルカと俊介とのやり取りで更に熱量上げてきておいおいマジかよ！まだやるのかよ！とこちら側のテンション上げるような構成が最高だった。話数単位で考えれば確実に上半期見たアニメの中でも5本の指に入る。あと藤田咲はもっとメインヒロイン級やってくれ。