Free! 4Fr 「囚われのバタフライ!」

  • 前回の神レイアウトを見たあとでも遜色ない出来栄え。元々他のアニメと比べれば遥かに作画レベル高いのでハードルは毎度上がってたけどそれを楽々超えていくのはこのアニメ最大の長所だろう。若き天才小川太一の後に大正義木上(名義は三好一郎)をもってくるあたりもう完全に狙ってるとしか思えない。
  • 今までに比べて男の肉体を見せ付ける描写が多いのでもしやと思ったらコンテ内海で、演出は前回に比べてポップになったなーと思ったらまさかの木上だった。内海のコンテが「肉体を見せる」というリアル志向に近いものなので木上との相性は良好。結果的に実写に肉薄するくらいの作画になっていた。
  • 内容は相変わらずほとんど気にしてないので何が起こってるのかあんま把握してないけど、そういう見方でも大筋をつかめるようなコンテだったり場面転換を有効活用してたり、映像としては非常に誠意がある。本質的なアニメーションという言葉の意味に近い。
  • 前回がレイアウト神回なら今回は演出神回。とにかく画面にインパクト持たせることに全力が注がれている。これってゆゆ式の1話でも採られていた手法なんだけど、ゆゆ式と違う最大の点は「画面に意味が存在する」というところ。ゆゆ式は画面に意味を持たせずインパクトだけを突き詰めていたのに対して、Freeは大筋から逸れないように画面に意味を持たせている。声や動きがない絵だけでも意味が伝わるというのはかなり重要な部分。