2013-01-01から1年間の記事一覧

とある科学の超電磁砲S #23 「革命未明(Silent Party)」

オリジナルといいつつだいぶ既視感のある話になってきたんだけど、そこは見せ方次第でどうにでもなる。キャラや設定が違うとかそういうのはどうでもよくて、どのようなアプローチで問題を解決するか、あるいはその解決までの過程を工夫することでいくらでも…

戦姫絶唱シンフォギアG EPISODE 12 「撃槍」

毎回引きが秀逸なわりに見るのが微妙に億劫なこの気分は何なんだろうと思いながらも見始めるとやっぱ面白えよなあと納得してしまうのでシンフォギアは最高のB級アニメ。設定が細かくしっかりしているのに本編はそうした設定を度外視して「歌いながら戦う」と…

ロウきゅーぶ!SS The 11th game 「dearests」

籠球部のくせに90年代のスポーツ漫画に比肩する熱量を見せつけてきてこれは一体何のアニメなのかわからなかった。今回の話を見てようやくこれってバスケの話だったんだなーと思い出したんだが、昴さんが最後の最後でやっぱり小学生は最高だぜって決め台詞言…

恋愛ラボ #12 「ずっと友達でいてくださいね」

引きのキャラクタの作画とか不安定なんだけどキャラのモーションやレイアウトはいつもバッチリ決まってるので妙な不安を抱いてしまう。今回は特にモーションが凄いが「すげー」より「何でこんなに動かしてんの」が先に来るし。あと毎回思ってるんだけどマキ…

特例措置団体ステラ女学院高等科C3部 Game 12 「当タッテ、弾ケロ。」

サバゲーやってる奴らは結局サバゲーをやることでわかりあえるし溝も埋められるし仲直りもできるとかいうクソみたいな精神論を発揮できるような土壌を整える努力すら今までろくにしなかったくせにここにきて都合のいい精神論持ち込んで「全部丸く収まりまし…

たまゆら〜もあぐれっしぶ〜 最終話 「そして…旅立ちの季節、なので」&総評

普通は「旅立ち」というと別れ、つまり悲しい部分を表にして演出描写することがほとんどなのに対して、このたまゆらというアニメの最終回における旅立ちは新しい出会いや進路に向けての希望を全面的に描いていて、なぜここまで悲しみの感情を振り払うことが…

DIABOLIK LOVERS 1話

乙女ゲー原作のアニメって基本的に絵が綺麗なんだけど話が全然面白くないというパターンがほとんどなので、もしかしたらこのアニメもそうなんじゃないのという不安を抱えて見たら見事に的中してしまい涙を零しながら15分間地獄のような時間を過ごすことにな…

きんいろモザイク Episode 11 「どんなにきみがすきだかあててごらん」

日本語と英語という言葉の噛み合わなさをギャグとして、相互コミュニケーションの齟齬から生じた感情をシリアスとしてそれぞれ昇華し独立したものではなく一つの話として纏め上げた、きんいろモザイクというアニメの中でも特筆して完成度の高い話。原作より…

神のみぞ知るセカイ 女神篇 FLAG 11.0 「SHOW ME」

所謂ドラえもん的なテンプレートからいきなり変態紳士と同レベルのところまで振り切れてて、藤子不二雄へのリスペクトがあるのかどうかは定かでは無いものの仏教的因果応報はきっちり果たして、その上で白馬連れてきたり歩美の両親の前で謎のプロポーズした…

ハイスクールD×D NEW 11話 「トップ会談、はじまります!」

主要ヒロインの好感度をマックス近くにまで上げたならその先が気になるのが普通なんだけど大体その先を描く前に幕を引くというのもまた創作における普通なので、まあ次で最終回というのも寂しいけど受け入れるしかない。去年やってた1期同様の面白さなんだけ…

有頂天家族 第十一話 「捲土重来」

有頂天家族の中で最も「映像で」見てみたかった話がようやく訪れたのでとにかく終始気持ちが昂ぶっていたのだけど、店そのものが銀閣の変身した姿だという表現がいまいち伝わってなかったのがやや残念だった。まあそのぶんレイアウトの素晴らしさやキャラク…

ファンタジスタドール #10 「ぽかーんとポーカー 委員会の挑戦?」

うずめがしっかりマスターとして成長しているのが一応描写されてはいるのだけど、そんなことより無意識にうずめの母ちゃんがラスボスと化している展開が全くの予想外で呆然としてしまった。母ちゃん完全に一流ギャンブラーなのでRioやマサルさんとかと勝負さ…

進撃の巨人 #23 「微笑み ―ストヘス区急襲 (1)―」

アニの頬染め・高笑いが全てだった。

近況

iPad mini 買いました。

げんしけん 二代目 11話 「いい最終回だった」

この時のために今までげんしけんを見てきたのだと思わされるような説得力のある完成度。アニメの中では4年越しくらいなんだけど、現実世界では約10年越しに斑目が春日部に思いを伝えられたということになる。結果は完全にわかりきっていたけれど、それでもこ…

ガッチャマン クラウズ #10 「Crowds」

インターネットという空間あるいは一種の装置が人間の悪の部分を増幅し際限無く放出させるという現実を踏まえた上で、それをオブラートに包むこと無く描き「一つの悪が集合体を悪に染める(悪事を最もらしく正当化する)」ということに対してマイノリティがど…

戦姫絶唱シンフォギアG EPISODE 11 「ディスティニーアーク」

我々教徒としましてはクリスチャンが生きてれば後は他の誰が生きようが死のうがそれは些細な問題であると認識しており、そうした部分集合的意思がクリスチャンを追い詰めてしまったのではと思うこと限りないのだが、シンフォギアといえば不可能を可能に、非…

Super Seisyun Brothers -超青春姉弟s- 第1話 「姉弟+姉弟=」

確かこのアニメ、普通のアニメより制作費3分の2くらい抑えて作るみたいなプロジェクトの第一弾として世に放たれたと記憶してるのだけど、ショートアニメ(それも5分以下)ならそりゃ元々普通のアニメより制作費かからないし作画枚数少なめにしたら大量生産も出…

とある科学の超電磁砲S #22 「STUDY」

アイテムの面子が出てきた時点で個人的には合格ライン越えてるのだけど、オリジナルストーリーでありながら原作の本筋から一歩も離れることなく同時進行していくのは原作のコンテンツ強度が高いのか脚本のレベルが高いのか。 禁書も超電磁砲もロリキャラが出…

恋愛ラボ #11 「恋愛ラボ?」

もう11話目なのに全くと言っていいほど恋愛研究進んでないけど元々原作自体恋愛研究してる様子がそんなにないので恋愛研究しながら5人が繰り広げる日常に期待してた皆さんはもう諦めましょう。 今までの中で一番SDキャラ使ってた気がしたんだけど、2回目に見…

銀の匙 第十話 「八軒、豚丼と別れる」

例えば消費者が食べるために殺されていく動物のことを特に憐れんだりしないように、生産者も自らが育てた家畜を殺して出荷することを特に憐れんだりすることもない。では「動物を殺して食べるということに罪悪感を覚えてしまう」人間とはいったい誰なのかと…

特例措置団体ステラ女学院高等科C3部 Game 11 「継戦能力既ニ無シ。」

変える場所をなくしたゆらがその後どうやって生きているのかという部分には全く興味がなくて、傲慢と貪欲と幻想によって全てを失ったゆらがC3部や部員たちに対してどのようにけじめをつけるのかという部分のほうが気になってはいた。脚本の力量が問われると…

たまゆら〜もあぐれっしぶ〜 第11話 「今年もありがとう、なので」

「私たち展」という展覧会は1期で行われたイベントなのでそこに新鮮さはないものの、かなえにとっては写真部最後の活動ということになり、その意味では「ここから一歩踏み出していく」という希望に満ちた1期の私たち展とは違い、一歩踏み出すことが別れにも…

超速変形ジャイロゼッター 第49話 「冥府の王! デスゼノン」

ジャイロゼッターは急に1話単位で爆発的に面白くなるので、前回のことを考えると今回はまあ普通くらいになるかなーと油断してたら終わりが近いからか前回の勢いをそのまま引き継いでいて面白かった。初期の意味不明な頭のおかしさは完全に消え去ったのが寂し…

BROTHERS CONFLICT 第十一衝突 「愛憎」

11話になっても未だに真面目に不真面目なことをやり続けられるというのはこう努力の結晶という次元を超えた念的な何かを感じる。一応本筋はわかりやすく提示されているものの、そこから枝葉を伸ばす過程で何らかのメタモルフォーゼがあったらしく、結果的に…

きんいろモザイク Episode 10 「すてきな五にんぐみ」

烏丸先生がオープニングを飾っていることからいかに彼女がこの作品内で重要かということがわかるかと思うが、日常系作品における「大人」というのはそれ自体希少種みたいなものなので、子供達が何らかの決断を迫られた時や何かの転機になる際には必ず道標と…

神のみぞ知るセカイ 女神篇 FLAG 10.0 「ラビリンス」

二次元のゲームを基準に人間の感情を推し量っていた桂馬が女神編のちひろと歩美の話をきっかけに三次元の人間の感情を基準に行動できるようになる。桂馬がちひろにカスと罵られ歩美に最低と切り捨てられるのは今まで女性をゲーム感覚で攻略してきたことに対…

ハイスクールD×D NEW 10話 「色々、三すくみです!」

作画やばかったけど本編が相変わらず失速することなく面白かったので上手く負の側面を帳消しにしている。派手な戦闘パート無くてもなぜか毎回熱量高いことも影響して中弛みみたいなものも感じない。 明乃を落とした時点でもうイッセーの一人勝ちなんだけど、…

劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

見てきました。内容に関してはほぼ完全に総集編なので記事折りたたみはしません。テレビ放送見てる人はネタバレとか気にしなくても大丈夫だと思う。言いたいことはもう2年前のTVアニメ最終回の時に語り尽くしたし今更言うこともないので今回は手短に書きます…

有頂天家族 第十話 「夷川早雲の暗躍」

海星と違って下鴨の母ちゃんは容姿が詳細に記述されているので原作読者の中ではあまり齟齬が生じないはずで、アニメでは活字の情報の他に「髪の毛を後ろで縛る」というオプションが追加されてるのが最高に素晴らしいという話を普通の性壁を持つ人間の前です…