今期最大のダークホース。完全にノーマークだった。放送前から凡百の紳士アニメと同じ括りのアニメだと決め付け舐めてかかってた自分の愚かさを恥じ入るばかりだ。蓋を開ければシナリオは良く練られているし、キャラクタは途轍もない個性に満ち溢れているし…
仮に自分が一週間ごとに友人とそれに関連した一切の記憶が無くなるという状態に陥ってしまった場合、まったくもって正気でいられる自信がないが、この作品の主役である藤宮香織という女子高生はそんな状態のまま今日まで生きていて、人間どうしようもない状…
最初に言っておくが原作は本当に良いので是非とも読んでみてもらいたい。アニメは残念ながらキャラデザと色彩設定を見た時点で抱いていた漠然とした不安が具現化してしまった。シナリオに関してはオリジナル要素のない完全な原作準拠なので文句は無いが、肝…
スポーツを題材にした漫画やアニメは余程のことがない限り一定の支持を受けることができる。キャラクタの動きという漫画アニメにおいて最も重要な部分がダイレクトに伝えられるうえ、勝敗などに紐付いた人間ドラマも自在に展開できるからだ。メジャーなスポ…
どこまでもテンプレートを地でいくシナリオをいかにして新鮮で華やかに見せるか、という問題の解をキャラクタの力に見出したことで成功を収めたニセコイ。原作において学校や各キャラの自宅、特定のイベントなどを除けばほとんど風景(あるいは外観)というも…
妄想と過度な深読みにより何もないところに何かしらの意味を付加できる視聴者層を完全に狙って作られたGJ部もこれで本当に終わりらしい。物語性を捨て去り日常の持続性にフォーカスしている作品と見せかけて、「卒業」という時間の流れの果てに起こり得るイ…
2ヶ月前に劇場版タイバニを見て「2014年最高傑作!!!!!」と言ってたのは記憶に新しいわけですが、そのたった2ヶ月後に傑作タイバニに比肩する傑作映画が現れるとは思いもしませんでした。というわけで今回は初任給使って観に行った『たまこラブストーリー』の…
レイトショーで観たので客層が昼の部とはかなり違っていた。サラリーマン風の男性や金持ちっぽい中年女性など今まであまり見かけないタイプの人たちが観劇に来ており、その中で自分は比較的若いほうだったように思う。まあとにかく名探偵コナンという作品の…
社会人にランクチェンジすると大学生への恨み辛みが尋常じゃなく増幅していく。そういえば職場で年金払いたくねえ的な話になって「何でですか」と聞かれたので「年金受給年齢に到達するまで生きてない、50歳くらいで潔く死ぬ」と答えたら場が変な空気になり…
佐藤順一と岡田麿里と河森正治、この3人の化学反応には最初から全く期待せず (とにかく佐藤順一が頑張って岡田と河森を押さえつけてほしい...) ということばかり願っていたが、結果として佐藤・岡田・河森の3人がそれぞれやりたいことをやりたいように詰め込…
聴いた音楽の枚数:34枚聴いた時間:439分
放送前から既に賛否両論巻き起こるという非常に珍しい盛り上がり方をしていた作品。蓋を開けてみるともう完全にシャフトのために用意されたような筋運びで、これは面白い面白くない以前にアニメとして成立しているのかという問題が浮かび上がってきた。とに…
やはりラブライブは強かった。1年という時を経てもシナリオの圧倒的な力強さと各キャラクタの魅力を最大限に見せつけるコンセプトは揺るがない。そのうえメンバー集めに時間を使っていた1期とは違って2期では最初からμ'sのメンバー全員が揃っている。これはR…
恋愛と一口に言っても甘酸っぱさを思い浮かべる人やトラウマを植え付けられた人や時間の無駄だと一蹴する人など、人によってイメージが様々に存在するだろうし、結論から言えばそのどれもが正解でもあるし不正解でもある。形のないものに定義を施すのは結局…
さあ皆さんお待たせしました。究極の安らぎの時間です。のんのんびよりが終わってから訪れた日常アニメの飢餓という絶望をこの作品はいとも簡単に打破してくれた。安息の地はこんなにもすぐ近くにあったのだ。開始1分の時点で押し寄せる圧倒的な癒しの風情。…
記憶というものは良い意味でいい加減で、だからこそおれたち人間は今まで錯乱せずに生きてこられているわけだが、その記憶が何らかの原因で欠けたり正常に機能しなくなったとしたら、そりゃゴールデンタイムのタダバンリのような半狂乱の人間が出来上がって…
1期とほぼ同じ方向性だった。ISが2期で失速したことを思うとこのアニメも不安で仕方無かったが、1期のおさらいをしつつ2期における指針を示したという点でこの1話は成功だろう。オーソドックスなネタを調理せずそのまま素材だけで提供されるとこんなにも安心…
3DCGのアニメだということを知らなかったのでちょっとした衝撃を受けた。あのカップヌードルのCM(宇多田ヒカルが主題歌やってたやつ)を想起させるような絵作りで懐かしさを覚えずにはいられなかった。最近の3DCGアニメといえば大ヒット作『蒼き鋼のアルペジ…
テンポの早いショートアニメ。そろそろ『あいうら』のようなゆったりとしたテンポのショートアニメを見たいです。
原作未読。およそ時代に逆行しているキャラデザやアニメーションでここまで普遍的なシナリオを真正面から見せつける技量は凄まじいの一言に尽きる。湯浅政明はやはり天才だった。芸術性と大衆性を両立させたアニメ史に残る名作『四畳半神話大系』を髣髴とさ…
これノイタミナのカラーにあまり即してないと思うんだけどその判断は恐らく山本Pに委ねられてるので今後東のエデンみたいな超展開になってもおかしくない。始まる前に「もしかしたら夏雪ランデブーの系統に属するアニメなのでは...?」と考えたけどそれは間違…
最悪リックのパンを覚悟していたのだけど、どうやらあの悲劇が再び繰り返されることはないらしい。終始穏やか且つどこかファンタジックな空気を帯びて物語は進んでいく。こうした異世界における穏やかな雰囲気は名作ARIAを想起させるが、あれから10年近く経…
最近また榊一郎の勢いが強くなっている。アウトブレイクカンパニーから半年挟んでまた彼の小説がアニメ化されたわけで、これでちょうど榊一郎は10本の作品がアニメになったということになる。しかしいまいちどれもパッとしない結果に終わっていて、ようやく…
個人的には好感触だった。キャラクタや設定とか見てたら『問題児たちが異世界から来るそうですよ』を思い出して非常に不安だったが、あれよりは世界観が整頓されていて見やすかった。何より1話時点で主人公2人の個性が明確に打ち出されているところを評価す…
『ソウルイーター』という作品を見たことがない(知識がない)おれのような人間にもやさしい作りだったので難なく視聴できた。主人公たちは女性同士のグループだが普通に男もいるしフリージングのような殺伐とした世界でもない。やや丸みを帯びた艶やかなキャ…
中学生の頃にサンデーで読んでいました。あの頃の思い出と懐かしさと涙が溢れてきて前が見えません。
ショートアニメだとは知らなかった。しかもこれ2クールあるっぽい。約4分なんだけど戦国コレクションを感じさせる雰囲気を漂わせていたり、微妙に作画が良かったり、ショートアニメにしては良く出来てる。まれにパロディを挟むのはテンポ悪くしてるので数減…
最近のラノベ原作アニメの酷さは目に余るものがあるのでさほど期待せず視聴することに決めていたためか、そこまで自分の中で落胆のようなものはなくて、ああこんなもんだろうな、というどちらかというと好感に近い手応えがあった。初っ端からハイスピードで…
原作既読なのでどんな作品なのかというのは痛いほどよくわかっていたし、何より同作者の『ドージンワーク』というある種伝説級のアニメを約7年前に見てしまっているので、過剰な期待はせずに見ることにしていたのだけど、意外にもテンポ良く進むB級ギャグア…
同時期にブレイドアンドソウルというアニメが放送されているのでおっさんのおれはたまに見分けられない時がある。それはともかく原作読んでないのでこれがどういうタイプの作品かもよく分かっていないのだが、1話にしてはいまいち掴みが良くないのは原作読ん…