- やはりシナリオにこれくらいの重量感があるほうが鍵作品らしいといえばらしい。ひたすら寒いギャグを繰り返すだけが脳じゃないんだ。
- 記憶の忘却という普遍性をもったテーマを空想的なエピソードに絡めることで、結果として創作作品としての色をより濃くしている印象がある。西園美魚の記憶というよりも西園美魚の存在そのものに対する疑念を抱かせる構成。
- なんか凄く宗教的な雰囲気が漂ってきてこういうテーマを扱うときの麻枝准の悪い癖みたいなのが如実に現れているんだけど、結局は美魚という一人の人間を救ったということであり、それをめちゃくちゃ装飾しまくってファンタジックな空気を醸成している。
- なんか「原作やってないとこの感動は伝わらないよね―」とか言われててますますテンション下がりましたね。