革命機ヴァルヴレイヴ 第2話 「666を超えて」

  • 吸血による洗脳ではなく吸血による人格交換(?)だった。これは予想外というか、そもそも今まで吸血による人格上書きは見たことあるけど吸血という行為のメカニズム上行為者の方が対象者より優位に立っているわけで、両者の位置がフラットになっている場合に起こりうる人格交換という現象は考えもしなかった。あーでも人格乗り移りなら対象者は身動き取れないのか。これどっちなんだろう。
  • とにかくこれは考えてみれば単純な洗脳より面白い使い方が出来るかもしれない。対象者を拘束したうえで吸血を行うのが基本的な使い方になりそうだけど、吸血した相手が一定の期間気絶するという特性があればそれに+αで使用用途が増える。今回のように「エルエルフが裏切った」と相手に思わせる、敵の中に疑心暗鬼の種を植え付ける使い方もある。しかも人格を乗っ取られた対象者はその時の記憶が無くなるという後始末がオートで行われるし隙がない。
  • 前回散々深読みしたショーコの安否が普通に確認されたのは残念だったな。電話で生きてることを知らせるくらいならもっと他にスマートなやり方があったはずだ。
  • 戦闘演出が1話よりクオリティ上がっていた。上限がまるでわからん。コンテはそこまで凝ってないのに演出が凄まじいことになっている。666を超えた先の熱量放出(?)とか燃える。
  • 自分が人間でなくなったことに気付き始めたハルトがショーコへの告白を断念したのは美女と野獣メソッドで在り来たりだけど良いですよね。『クロザクロ』とかも確か最初こんな感じだった気がする。
  • やはり大河内一楼作品は設定勝ちのものが多い。ギアスもそうだけどこれもそう。主人公の持つ能力が魅力的でないと視聴者が食いつかないということを把握している。