パンツァー・フォー

聖なる夜に無事運ばれてきて以來ずっと観ている。6回くらい見るとTV放送時との違いというか修正箇所がわかってきて楽しくなる。あと台詞覚えるので一人芝居が出来ますね。しないけど。


アニメ雑感

新世界より 12話

  • ミノシロモドキの伏線がここで回収されるとは思わなかった。素晴らしいストーリーテリング。ホラー的要素も強まってきていて物語の深奥へと進んで行く。
  • 過去の総決算というか、今まで丹念に張ってきた断片的な伏線を一つの糸で繋いで一直線に纏めたような話。誰かしらがこの物語を纏め上げる語り部として登場するとは思っていたけど、それが覚の母親とはさすがに予想できなかった。
  • 悪鬼や業魔についての真実や背景について語られ、早季の今後についての方向性が次第に見えてきた。更に守が行方不明になったことで一班のオリジナルメンバーがますます減っていく。なんか真里亞も不安定だし最終的に早季と覚の二人だけになりそうな感じがする。
  • 余談だけどED曲はやっぱりBD1巻の特典らしい。誰か買ってる人いないかな。物凄く良い曲なのにCD手に入らないとか悲しい。せめて1曲単位でダウンロード販売してくれ。

となりの怪物くん 12話

  • なぜか泣けてきた。感動とかそういう話じゃないのに泣けてきた。夏目ちゃんメインの傑作回にしてとなりの怪物くんという一つのアニメ作品の頂点に位置する。青春とはこんなものだったのか。
  • 今回は全編通して夏目ちゃんが死ぬほど可愛いのでそれだけで満足したかった。しかし現実(虚構)は無情である。ただ誤解を招かぬように言うなら作者は決して夏目ちゃんを不幸にさせたいとかそういう思惑を巡らせているわけではないということである。ハルは直接的にフォローしてくれるし、雫はそっけない態度ながらも夏目ちゃんに優しくしているので今の環境は比較的良好といえる。
  • 前半の夏目ちゃんの涙はどちらかというとギャグ的な涙であるはずなのになんか泣けてくる。この子の涙は正直言ってよくわからない。どんな感情で泣いてるのかはわかるのに、「なぜ」泣いてるのかが完全には掴みきれない。
  • しかし年末といったら普通は暇になるor受験勉強に励む、ということで作品の山場になるはずなのに大晦日と元日だけクローズアップされてるという謎の状況。それでもここまで盛り上げることのできるのは単純にキャラクタの持つ力が強いからで、ストーリーをしっかり練ることが要求される少女漫画においてこのストーリーの淡白さはかなり異質である。
  • 涙目になって寂しさを叫ぶ夏目ちゃんもヤマケンにちょっかいかける夏目ちゃんも委員長に気を遣って言葉に窮する夏目ちゃんも全部可愛いのでこれだけで永久保存版という感じです。男性から見た女性としての魅力ではなく、保護者目線から見た女性としての魅力を備えている極めて稀なキャラクタ。この可愛さは歴史に刻まれるべき。
  • 夏目ちゃんが幸せになるのを見届けることがこのアニメを視聴している最大の目的なんだけど、その相手が別に満喜じゃなくてもいいわけで、なんだかんだで序盤からフラグを着実に建てようと頑張っているササヤンが報われてもいいのかなーとも思えてきた。

神様はじめました。 12話

  • 「奈々生が神様をやめる」という衝撃のタイトル。その内容がまさかの神社復興という目的達成から始まりいきなり予想を裏切られる形になった。
  • 今まで散々ファンタジーに片足を突っ込んだエピソードをやってきておいてここでいきなりの現実的なエピソード。振れ幅がかなり広い。奈々生と巴の二人の絡みが多くなってきて神社復興というメインエピソードと同時に少女漫画としてのラブコメ要素も微量ながら入り込んでいる。
  • 後半からは奈々生の神力を試される試練がメインで、これが今回の話の中心になっているんだがどうも完全なシリアスにはしないようで、奈々生が自分の存在に疑問を持つ場面以外はけっこうギャグっぽい演出や描写が多い。瑞樹が笛を練習している場面は良かった。
  • 次で最終回だけど、どう考えても綺麗に纏まる未来しか見えないので(ある意味凄いことだとは思う)安心して見られる。

好きっていいなよ。 12話

  • なるほどこれは上手い。「原作の悪い部分を直そう」という意思が垣間見えた今までのエピソードと圧倒的に違っているのは「原作の良い部分と調和させよう」と試みている点。めぐみと桃子のドア越しのやり取りが原作のエッセンスとアニメの映像と声の2要素が混じり合って絶妙なトライアングルを作っている。もう今回は正直ここだけで十二分に満足できた。
  • しかしその後のめぐみとあさみのやり取りも良かったので今回はもう名作でいいんじゃないですかね。小細工一切なしの直球勝負でここまで完璧な結果を出せているんだし。キャラクタの会話だけでこんなに繊細な物語を生み出せるのだということを教えてくれて、ここらへんは少女漫画という枠を超えた人間そのものの力強さを感じる。
  • キャラデザがやはり素晴らしいということを浴衣姿の愛子&あさみを見て確信した。めいは主人公でありヒロインなので言わずもがな。あと小林ゆうは母親役が板についてきた感じでどこに向かっているのかまるでわからん。
  • 千晴ちゃんが普通にバイトしてて思わず変な声出てしまった。なんであの時に出さなかったのかと悔やまれる。このアニメ唯一の失敗点なんだよなー。
  • 夏祭り、めいが駆け出した時にスネオヘアーの名曲「さらり」が流れ出すのは卑怯でしょう。ED並みの名曲。こんなことされたら否応なしに引き込まれてしまう。「挿入歌を流す」というのは良い意味で鉄板、悪い意味で禁じ手なんだけどまあこの出来なら全面的に許すしかない。

リトバス 12話

  • なんでこのアニメには聖人君子みたいな性格のキャラと混じりっ気なしの純粋なキャラしかいないんだよ。おれはこのアニメを見るたびに自分の駄目人間ぶりが晒されてるようでつらいのだ。
  • ついに美魚ルートに突入した。今のところこのアニメで純正ヒロインの雰囲気を漂わせている不思議な魅力のあるキャラなので、コマリマックスの次に美魚ルートというのは理に適ってる気がする。
  • 携帯電話のやり取りは不覚にも面白いと思ってしまった。このアニメ、というか鍵作品のギャグは基本的に全く肌に合わないのだけれど、今回は普通に笑えるギャグだった。短歌は苦笑気味だったけど。
  • 美魚はやっぱりどこかで見たようなキャラ設定なんだけど、なんだか微妙に王道のラインを外してきている感じでこのキャラがいったいどこに向かうのかが気になるところ。

イクシオンサーガDT 12話

  • ある意味伝説に名を残すエピソードだった。頭から尻尾まで餡子の詰まったたい焼きを食べた時のようなギャグの満足感を得られた今までとは違う終わり方。ゲームの販促には全くといっていいほど貢献しないだろうけど日曜日の夜に見るアニメとしてはこれ以上ないほど素晴らしい作品だったのにこの終わり方はなんなんだ。
  • このアニメにおいて一番重要な役割を果たしていたのは間違いなく福山潤であろう。ある時は元中二病患者、またある時はスラム街出身の孤児を演じている謎の幅広さ。今期の福山潤は頑張りすぎ。何よりこんなアホみたいな女装キャラを違和感なく演じているのが凄い。ほんのコンマ一秒くらい可愛く聞こえる時があった。今回は酒飲んでる時にそのコンマ一秒が訪れた。
  • そんな味方も敵もみんなアホな状況てで一番まともなエレク様が一番輝いていたはずなのに今回なぜかエレク様はラリっていた。意味がわからん。あまりに不憫な敵の総大将である。おれは未だにこのアニメの主人公だと信じてやまなかったんだがここでついにら闇落ちなのか。
  • 正直DTと姫様が死んだままEDに入った時は「おいマジかこのアニメ伝説になるぞ」と思ったんだがそのまさかであった。「ギャグアニメはどこまでいってもギャグアニメである」という定説を覆しつつあるぞ。

さくら荘 12話

  • もう終わりでいいんじゃないですかね。やれること全部やったしこれ以上やっても蛇足になりそうな感じがするんですよね。
  • 文化祭でのさくら荘住人たちによる企画が無事成功。傍から見れば完全に「ザ・茶番」という感じだったんだけど(七海が声優担当なのに普通に舞台に立ってるのはなんというか昨今の声優事情の業の深さを感じる)、まあ皆楽しんでたしいいんじゃないですかね。でもあの内容の薄っぺらさで盛り上がれるのってどうも説得力に欠けるんだよな。対象年齢もあれ小学生向けとかじゃないの。あれで盛り上がれるとかお客さんがいい人過ぎるとしか思えない。おれ昔子供番組でこんなん見たぞ。
  • 壁にぶつかった時に誰か一人が叫び出してそれが決壊するというのはもう何千何万何億と見てきた展開なんで、今更突っ込むのも野暮だなーと思ってスルー。しかし先人切ったのがましろというのは成長というよりも「お前叫べたのかよ」という衝撃の方がでかい。
  • リタと龍之介がなんだかんだで一番まともなカップリングになりそうなので彼らがメインのエピソードを待ち続けます。リタがイギリスに帰ってしまうのがつらすぎる。キス後の笑顔最高でした。
  • 空太も仁も七海もましろも美咲先輩もキャラとして明らかに重要な部分(あえて言わないけど)が欠落してるので珍獣サファリパークに迷い込んだ気分なんですが、これを素直に楽しめるようになるにはどうしたらいいんですかね。
  • 抱かれたら惚れるとか今期の中二病でもやってたなーと思いつつ「いいからリタを復帰させろ」と呪詛の如く唱えながら視聴を終えたのであった。

咲阿智賀編 13話

  • クロチャー久々に見た。というかやっぱり阿智賀編のメンバーは咲本編のメンバーたちに比べて華がないな。春に阿智賀編見終わってすぐに咲本編を見たので余計にそう感じる。
  • というかまず登場人物の名前とか特徴とか全然覚えてなくて記憶の掘り出しという名の作業から始まった。これはつらい。1クール20本以上見てるとだいたいの記憶は引き出しの奥に仕舞われていくので、そうならないように視聴ログをここに書き出しているのだけど、それでもわからんものはわからん。
  • 相変わらず咲シリーズは「麻雀だけど麻雀じゃない」というスタンスを貫いていて、ここはかの有名な『焼きたてジャパン』に似ている。誇大演出ではなくて代替演出なんだよな。ここに面白さを見出せば咲シリーズを倍楽しむことができる。
  • そういえば憧ちゃんが理不尽に援○キャラとして同人界隈で名を馳せてしまったということだけはめちゃくちゃ印象に残っていたりする。


その他雑記

  • @各位 やりたくてうずうずしている人間が約1名いるのでカラオケ冬の陣そのうちやろうぜ的な連絡します。
  • iTunesflacに対応していないの本当に頭おかしいと思いますね。
  • ほぼCD音源に近い形で聴けるし、容量が大きいことを除けば普通に主流になるオーディオファイルだと思うんだけど、大半の人は非可逆圧縮コーデックのほうが都合良さそうな感じなので取り敢えず今出来ることはアップルに対する怨み辛みを蓄積させていくことくらいである。
  • どっちかといえばアンチappleな気がする。
  • iTunesが死ぬ程使いづらいうちはボロクソに言っていくつもりです。
  • flacの再生環境とか諸々の使いやすさを考慮した結果foobar2k一択になった。
  • 大抵の人は質より量みたいなところがあると気付いた。不況だからか。
  • CD買う枚数が毎年増えていってるけど積んでる枚数も増えているとか、高価なフランス料理食うくらいなら安い牛丼食べて空腹を満たすとかそういうことですね。
  • そういや昔外見が生理的に無理という理由で聴かず嫌いしていたSt.Vincent、今年ライブを友人と見に行った結果大ハマリして今ではCD全部揃えたというのがおれの音楽生活における最大の事件だった。
  • St.Vincent-Marrow これを聴かないと通学できないような体になってしまった。