俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 第7話 「俺が後輩と恋人同士になるわけがない」

  • 次回が黒猫の黒猫による黒猫のための名作回ならば今回はその布石。原作で読んだ時は基本的に活字から伝わる情報を頭の中で整理してある程度自由な映像を作り出すことが出来たわけだが、アニメともなると制作陣によって作られている固定された映像なので個人差はあれど満足な部分と不満な部分が出てくる。脳内における映像と現実における映像の差をどこまで小さく出来るかというのは自分の問題でもあるんだが、こと俺妹に関しては原作の部分がほとんど原作通りに映像化されるので1期の頃から割と不満は少なかったように思う。今回も然り。
  • 映像は第三者視点になるので一人称視点の原作とはどうしても違った見え方になる部分があるんだが、京介と黒猫の話に関しては原作の地の文にあたる京介の独白がやや冷静さを欠いていたというか、まあ当事者だから仕方ないみたいなところがあるので多少クールダウンして見えるアニメの方がかえって状況が分かりやすく伝わってくるというメリットが際立つ。
  • 今回は黒猫メインということもあり黒猫の画面の占有率がいつもより多い。黒というかほとんど白だというのはさて置き、他を寄せ付けない圧倒的女子力もといヒロイン力であらゆる障害物を薙ぎ払い無双を始めている。ギャグもシリアスも糧にして重戦車の如く進行を開始したわけだが問題はこれから黒猫のターンにどれだけ時間を割くのかということだ。
  • この黒猫との話の結末は既に原作を読んで知っているので手放しに喜べない複雑な心境なんだけど取り敢えず次回は本気出して欲しい。次回とあやせ回さえ本気出してくれればあとは肩の力抜いてもらっても構わない。