就活生全員シベリア送り

飲み会行って来ました。楽しかったんですがおれよく考えたら今月もう6回も飲み会行っててもう金がやばい。ガルパン全巻と資料集とサントラ予約したんだけど買える金があるかどうか心配なのでしばらく一日一食半生活に挑戦します。やっぱり資本主義の社会なんで金がないことにはどうにもなりません。


ちなみにこれが飲み会で話題にしていた2480円のロースカツ定食。全然2480円に見えないのはおれの撮影技術が皆無なせいで、実際食べたら死ぬほどうまいです。


アニメ雑感

新世界より 10話

  • 序盤は言葉による伝達の一切を振り切って視覚のみに訴える構成で、中盤は瞬による説明がひたすら続く。瞬に起こったのは呪力の漏出、それが「業魔になる」ということだと明かされる。
  • 八丁島はやはり中の住人を閉じ込めるための空間であり、外界への恐怖という刷り込み自体にもしっかり意味があったという説明がなされていく。
  • 今回はとにかく作画の素晴らしさが一際目立ったエピソードだった。話の山場というだけあって絵にも力が込もっている。特に後半の早季と瞬が離れていく場面、あそこだけでもう今回の話を見た価値はある。絵コンテ・演出は山内重保ということでおおむね納得。山内氏は前半そんなに力を発揮出来ていなかったのでちょっと心配だったんだけど、今回でようやく本気出してきた感じ。

となりの怪物くん 10話

  • 開幕わずか30秒で夏目ちゃんの真っ青泣き顔アップに身悶えることになった。アホかわいさという一点突破型キャラクタでここまで突き抜けられるとなんかもう愛でる対象というより見守る対象に変わってくる。擬似親的視点からの夏目ちゃん。父親が娘に抱くのはこういった感情なのだろうか。
  • 今回はもう全編にわたって夏目ちゃんがかわいいので雫とハルの本筋がどうでもよくなってしまった。わかりやす過ぎるくらいに恋する夏目ちゃんが死ぬほどかわいい。夏目ちゃんの恋は是非とも実を結んでほしい。少女漫画における女子高生の年上の男に対する恋愛感情は実らないというジレンマを覆す時が今である。あとササヤンも何らかの形で報われてほしいところ。大島さんといい感じになりそうな雰囲気があるが。
  • 基本的にこのアニメはギャグのフォーマットを元にして作られているのでクリスマスパーティにほとんど何のしがらみもない。単純に楽しく見られる。強いて言えば大島さんがハルに諦めモードなのに対して、ヤマケンが雫に対して闘争心燃やしてるのが面白い対比。傍から見ても強く結びついていることがわかる二人の間に割って入ろうとするそのパワーはどこから湧いてくるのかと考えたけど、やっぱりヤマケンは「雫が好き」なのではなく「ハルに勝つ」ということが第一目的なんだろうなという結論に行き当たる。ハルへの対抗心に駆りたてられての言動や行動がほとんとだし。
  • しかし最後に雫がハルに対しての告白を改めてしたことによって外野が全て薙ぎ払われた。体面的には冬季講習でヤマケンと一緒にいる時間が長くなるものの、ハルに対する告白はハルの難しい性格など全てを飲み込んだうえでのものなので一度の(嫉妬からの)行動で有耶無耶にはならないだろう。この10話までの話の積み重ねがその考えをしっかりと補強している。

神様はじめました。 10話

  • 巴の過去回想が小出しにされていくことで巴が再生するとき、すなわち巴の過去の傷が完全に癒されるときというのはつまり奈々美を仕えるべき主人としてではなく一人の人間の女性として扱い二人が結ばれる時とイコールということになる。
  • 御影の調教(?)があって今の巴は人間の女に手をあげなくなったんだよ、ということを示すのが主軸であり、それが現在の巴と奈々美の関係性へと連結される。御影が戻ってこないことには裏があるのかと勘繰っていたけど、今回の話を観て御影は奈々美を巴のもとに送ることで巴の傷を癒そうとしているのではないか、という考えが持ち上がってきた。
  • 後半は奈々美が合コンに行くという日常からちょっと外してきたショートエピソード。合コンと言えば最近だと『会長はメイド様』がヴィジュアル系バンドのメンバーとやってた気まずいアレを思い出すんだけど、今回の話は普通に巴と奈々美の関係性の延長によるものだった。しかも巴から一歩先へ進み出した話で、今まで奈々美がずっと一人で悩んでいた話の連続だったこともありだいぶ新鮮に映った。
  • しかし今回はEDが全部持っていったという意見で満場一致だろう。完全な悪ふざけである。これを実際のところ歌唱力がそんなに高いわけではない鞍馬にやらせているというのが面白い。

中二病 10話

  • 中二病の恋は応援したくなる恋なので観ててあんまりストレスを感じないという利点がある。一色の恋は壁を破壊したくなるタイプの恋なので記憶から抹消しなければならない。
  • 六花は恋をすることによって中二病というペルソナが剥がれてきていて、それに対して現在進行形中二病患者である凸守がアドバイスを施しているのが面白かった。凸守はマスターという親友以上の存在の六花を勇太に取られるという感情と、マスターである六花の気持ちを尊重したいという感情の二つを持ち合わせているが故に一番複雑な立ち位置で、どうにかして最後までに救済しないとそのアンビバレンスさに押し潰されてしまいそうである。
  • 六花から告白したのは、感情の整理をつけていたのは六花の方が早かったからということ、未だに六花が中二病を患っていること、そしてそこから抜け出そうとしていることなど様々な要因が積み重なったため。10話目にして告白が成立したということは今後二人のどちらかが物理的あるいは精神的に離れていく展開が考えられる。
  • しかしストーリー上、十花がイタリアに行くことによって六花も一緒にイタリアに連れて行かれるというのが王道パターンなんだけど、ここで今まで出てこなかった「母親」という超重要キャラクタを出すことにより安直な上述のストーリーを回避しているのが面白い。母親との和解が最後の鍵になるとは思わなかった。つくづくこのアニメの主人公は勇太ではなく六花だったんだなと思い知らされる。
  • 立花が勇太の背中にもたれるところで「背中合わせじゃなくてこっちを向いて」という歌詞が入ってくる絶妙のタイミングに感動した。あざとすぎるくらいのあざとさが脱臭されて自然に脳味噌に入ってくる。
  • 余談ですが今回でモリサマちゃんの株がさらに急上昇していきました。

BTOOOM 10話

  • 冷静に考えて織田と坂本が同級生とかありえないでしょう。織田のほうがめちゃめちゃ老けてるじゃないですか。というか坂本はまだしも織田は坂本に対面した時点で気付くだろ。高校生の頃と全然見た目変わってないんだぞ。
  • 平のおっさんにおかゆを食べさせてあげる坂本はんが完全にヒロインに尽くす主人公の図。平のおっさんなんでこんなに女子力高いんだろうな。「また行ってしまうんか、坂本はん」とか完全に「ずっと側にいて…」という病弱ヒロインと同じ。
  • 伊達さんは楽しいタイプのクズキャラで本当に素晴らしい。こういう敵キャラは近頃あんまり見なかっただけにかえって新鮮である。心の中での呟きがちょっとずつ表面に現れてくるのが面白い。最後にそれが一気に解放された形になっていて妙なカタルシスもある。

ひだまりスケッチハニカム 10話

  • 雪という憎しみのファクターもこのアニメを通して見ると日常を彩る魔法のファクターに様変わりする。なんでもないようなものにも神秘的な力を宿して日常を非日常に魅せる圧倒的な力がひだまりには宿っている。我々がひだまりという作品を見ること自体が非日常への入り口であり、そこには明確な出口はない。
  • 宮ちゃんがかわいい。ドヤ顔で短歌を詠む宮ちゃんがかわいい。下の句と言われてラップで応えてしまう宮ちゃんもかわいい。宮ちゃんと一緒に短歌集作って文フリで売ってその売り上げでご飯食べに行きたい。もしくはひだまり荘の住人たちとの餃子パーティでもいい。
  • 全体的に今回は言葉や文字を生かした演出が多かった。前半部では短歌という若干堅苦し目な素材を上手く調理して日常の中に溶け込ませている。後半ではひだまりにしては珍しいくらいストレートに受験とかそういうリアルに近い話を扱っていて、沙英と智花の会話はわりと過去の古傷をチクチク突かれる感じでした。受験とか卒業とか、絶対に抗えない時間の流れからやってくるものを真正面から扱うとやっぱしんみりしてしまう。
  • そしてこういう時に宮ちゃんの存在は本当に果てしなく大きく感じる。ムードメーカーとしてその場の空気を一瞬にして変えてしまう絶大な力があって、やはりひだまりは宮ちゃんを中心に成立しているんだなと再確認した。
  • あとこたつでヒロさんが喋ってるときのBGMめちゃめちゃ良かったので今回もサントラ買います。ひだまりは劇半が本当に素晴らしい。

武装神姫 10話

よっしゃああああ水橋ソロOPだああああああああああああああああああああ


おにあい 10話

  • 過去回。おにあいはそういうバックボーン的なストーリーに関しては完全に無視を決め込むものと思っていたのでこれは意外だった。正直言って今までの路線から完全に外れていてこれはハズレだろーと思わざるを得ない。ただし過去において秋人が完全に銀兵衛のストーカーだったという設定は面白かった。なんというか今現在秋人がシスコンであることに無限の説得力が湧いてきた。
  • 二度目の会長掘り下げ回。最近ではオッドアイを見ただけで中二病を連想してしまうのだけどまあ想像通りでした。まったくギャップ萌えとかないので人格変える意味がまるでわからないんだけどこれは単純にこういうことをキタエリにやらせたかったということなんだろう。
  • 今まで散々胃もたれするような脂身の多い話ばっかりやってきたのにここにきて何故か物凄く淡白なあっさりとした話で物足りなさを感じてしまった。ラーメン二郎食べ過ぎて慣れてしまいもう他のラーメンが食えなくなってしまうみたいな一種の麻薬的禁断症状なのか。
  • 取り敢えずもう最終回も間近なのでもうストーリーとか度外視してずっとアホみたいなことやっててほしい。このアニメに賢さはいらない。

好きっていいなよ。 10話

  • 今回は原作で物凄く読み辛かった部分がばっさりカットされていて、そのおかげでめちゃくちゃ見やすくなっていた。やっぱりアニメは偉大である。海との出会いが後回しになったのにもしっかりとした意味があったこともわかったしますます無敵感高まる。
  • めいが自信をなくして落ち込む→立ち直って自分から一歩踏み出すというパターンが完全に確立されていて、以前はモデルをやってた大和との距離を感じるも愛子たちの後押しによって立ち直っていた。今回は海の後押しが強い。この後押しの流れを生かして海の告白までもっていったのは構成としては完璧だった。原作より完璧な気がする。告白のシーンの演出、飛行機の進路に重ねるというベタなやり方だったけど良かったっすね。
  • 海が良い奴だというのは大和がめいを問い詰める場面で話題を自分に逸らしたことから伝わってくる。海と大和の掘り下げを同時にやりつつ「好きっていいなよ。」というテーマを海から大和に提示する構成は原作通りで好感がもてる。
  • 何より原作ではめぐがもっと性格悪いキャラとして描かれていて、そこが読んでいて一番つらい部分だったんだけど(めいに「橘さんの役割はいらないんじゃないの」と言う直接的な場面が原作には多い)、それを全て削ったおかげでめぐの今後の内面の変化に違和感がないように、そこまで悪い人間には見えないようになっている。このアニメは「削る」ということに関しては神懸かり的な取捨選択をしている。構成の整え方といい、非常に健全かつ革新的なアニメ化だと思います。
  • 「言わない」ことと「言えない」ことが混同される人間の恋愛に関する感情を突き詰めているのがこの作品の美点でもあり醜さでもある。だいたいこういう「曝け出す」ことをメインテーマに据えている作品は受け手が傷を負いやすいぶん受け手側の共感を得やすいという利点もある。田山花袋の「告白」の真摯さが大いに評価された明治の文壇からそこらへんあんま変わってないのな、という複雑な感じ。仮面を付けることがこの社会で生き延びるための手段であるのに対し、恋愛という個と個のミクロな問題においては「いかに自分の本心を曝け出すか」という点に重きが置かれる。

リトバス 10話

  • まさかリトルバスターズの面子がまともに野球の試合をやるとは思わなかった。絶対に最後まで野球やらないと思っていたんだが…
  • 美魚が鳥を嫌いなのは人間関係の拗れ、主に他人からの裏切りによるものなのかなーと思う部分がある。鳥は餌を与えている間は地上に降り立ち、エサを食べ終えれば空へと飛び立つ。地上に縛り付けるもの(エサ)がなければ両者の関係性は失われる。日傘は他人との距離を保ち自分を守るための道具であるように見える。そして「影無し」と言われているからこそ美魚はいつも日陰にいて、それは自己防御であると同時にささやかな自己主張であるのかもしれない。
  • 理樹が半ば無理矢理ではあるものの美魚の心を開かせる行動をとったのは、両者の境遇に重なる部分があって、理樹がリトルバスターズに出会っていなければ美魚のようになっていたのでは、と思わせるところがあるからだろう。まあ何度も何度もヒロインに会いにいくのは極めてオーソドックスなギャルゲーの攻略方法である、と言われれば身も蓋もないんだけど。
  • 今回はエピソードとしてしっかり救いがあり、それが美魚の境遇を中和していて良かった。美魚自体がなかなかの重さを引きずっているキャラクタなので、シナリオまで重かったらたぶん見るに耐えなかっただろう。

SAO 23話

  • 俺妹の頃に比べて竹達の見違えるような演技の上達ぶりを感じられた前回に対して今回は松岡君の演技を肌で感じられる良回だった。このALO編はこのあとけっこうグダグダになることもあり、個人的にはキリトとリーファのバトルシーンが一番気に入っていたので、ここに力を入れてくれることには感謝する他ない。
  • 地上でのバトルのぎこちなさに定評のあるこのアニメが空戦という武器を手にしたことによって戦闘に圧倒的迫力とリアル感を生み出すことができた。ただこのキリトとリーファの剣戟ではそういった戦闘の迫力は一切必要なくて、それをスタッフがしっかりわかっていたことが驚きだった。
  • 細かいところだとユイの登場ポーズとか、レコンがリーファを慰める時の位置関係とか良かったです。空戦やってからというもののカメラワークの良さが目立つようになってきている。
  • レコンの自爆魔法演出がちょっと淡白だったり、キリトが転送される時に白騎士たちが空中に棒立ちだったり、原作では外部からの攻撃によってシルフ部隊の増援に気付くところが叫び声によって気付くように変更されていたりと惜しい点はあるものの、やはり白騎士たちとキリトとの最後の衝突の演出が良過ぎて帳消しにしてしまう感じである。これ本当によく頑張ったよなあ。

生徒会の一存 8話

  • ついに本筋に関わるエピソードをやる気になったらしい。なぜだ。なぜ今更方向転換しようと考えたんだ。もうひたすらただのラブコメで良かったのに。
  • ローマ人というテルマエネタを仕込んできたのにはさすがに笑わされた。卑怯すぎる。パロディというより「もしかしてローマ人⁈」というセリフでネタを仕込むのはずるいです。
  • ハーレムが無理だということはもう初めからわかっていたし、何を今更という感じでいっぱいなんだけど、結局このアニメで一番悪いのは杉崎鍵なのでそれを本人に分からせないといけない。でもこれ最終的には誰とも結ばれない終わり方になる気がする。
  • 飛鳥は杉崎に性格歪められた感じのキャラクタという印象をずっと抱いていたんだけど、今回でその印象が強くなった。あと小清水がまともなヒロインやってるの久し振りに見た気がする。

マギ 10話

  • アルバドがストレートなクズっぷりを発揮しているのでここにきてようやく明確に善と悪の区別がついてくる。シンドバッドはリーダーの立ち位置ではないものの牽引役としてあらん限りの力を見せつけていて、ここにアリババとの対比が生まれる。
  • ジュダルとの戦いはどうも唐突な印象であんまり好きじゃなくて、それはアニメでも変わっていなかった。お前らなんで急に魔法使ってバトルやってんのという、あまりの展開の突然さについていけなかったし、そんなに本格的に魔法での戦闘がやりたいなら小出しにしておけよという。
  • おれはアニメ的な映像演出と声による言葉の力が合わさった作品を評価しようと考えているんだけど、それは物語の展開がいくら雑でも良いというわけではないので、おれはここらへんからマギに付いていけなくなった記憶がある。

イクシオンサーガDT 10話

  • 男子高校生の日常男子高校生の日常じゃないですか!
  • メタネタとパロネタを重ね合わせた波状攻撃。世の中の引きこもりたちには身につまされるエピソードだったのではなかろうか。しかしホームシックになった紺の目が完全にヤられてて笑った。ちなみに一番面白かった単発ネタは「シバくぞドナルド」です。
  • 小公女セイラ懐かしすぎて涙が出てきた。このアニメはパロネタのチョイスが基本的に古い。スタッフにファミコン世代が集結しているせいか。
  • インコグニートたちのバレーボール、完全に手抜きなんだけどそれを手抜きとして見せないような会話劇が良く出来ていた。ここは完全に男子高校生の日常を意識している。
  • 始末の悪い事に福山潤の演技に女の色気が出てきておれはもうどうすればいいのかわからない。ルルーシュ…帰ってきてくれルルーシュ…

さくら荘 10話

  • 龍之介がもう当然のように顔出ししてるのが納得いかない。8話ずっと姿を隠していた意味が果たしてあったのだろうか。堀江由衣の低音ボイスを聞く機会が増えたということ以外のメリットが感じられない。
  • まあリタの感情は一番わかりやすい。自分より才能のある人間に「お前は○○が上手い」とか言われるのきついですよね。わかります。努力の天才は生まれながらの天才には勝てないという事実が痛いほど突き付けられる。ここでは龍之介は良い意味でも悪い意味でも客観性を帯びすぎていてキャラクタとしては物語から浮いている気がするけど。物語を遠くから眺めている第三者性が強い。
  • ましろは作中において心情描写1mmも無いし他人を理解する器も持ち合わせていないのに、それが長所にも短所にもなっているのは面白い。綾波レイや長門由希とは全く違うベクトルの無機質さ。ただ個人的にはこの無機質さは気持ち悪く感じてしまう。
  • 「言葉とか心とか存在が(ましろに)届いている」とか抽象的精神論言われても「何それおいしいの」状態である。そこで肯定も否定も現状維持もしないリタはキャラクタとしては出来過ぎてる感じがする。やはりこのアニメの良心はリタしかいない。これ2クールも見たくねえよ…とか思ってたけどリタがレギュラー入りするなら観るしかないようだ。龍之介とくっ付くのも流れとしては自然。自分のことを一番理解してくれる人物に惹かれるというのはよくあることで、これでリタが空太に惹かれてましろと奪い合う展開になってたらさすがにストライキ起こす。

サイコパス 10話

  • 本筋を外側から徐々に埋めていくエピソードが多いのはやはり2クールからくる余裕だろう。それでも今回は虚淵臭さ全開で中々楽しかったです。槇島は犯罪計画の企てや犯罪の手引きはするものの、あくまで第三者的立ち位置に徹するというのがポリシーらしく、こういった思想は愉快犯を超えた先にあるひとつの悪役としての美学を提示しているのではと思うようになった。金田一少年の高遠はこの亜種みたいな存在か。
  • 今回は殺人事件でもないし刑事ドラマですらない、近代的世界観もロボット以外に関係のない非常にアナログな人間対人間の闘いが繰り広げられる、これはサイコパスでやる必要あったのかなという話なんだけど、台詞回しとかがもろに虚淵に侵食されていた。演出がさほど派手じゃなかったり服を脱がせるシーンなんかで緩和を図っているのはストーリーの重量感を払拭するためだろう。まあそのため緊張感までも払拭されたような気がするんだけど。
  • まあしかし狡噛さんに「服を脱げ」と言わせるあたりある程度制作側も狙ってるんだろうというのは読み取れた。これ拉致られたの茜だった場合においても狡噛は同じこと言えるのだろうかという疑問が。

ロボノ 10話

  • モノポールとか初めて知りました。いまいち盛り上がりに欠けるのは新しい部分への導入だからだというのはわかるし別に良いんだけど、それでもやっぱり勢いというかこちら側の予想を裏切る展開がほしい。
  • 空手先輩こと大徳寺さんがフラウとアキの倍くらいヒロイン力高い。原作では影が薄いキャラだったらしく原作プレイ組が「あれ、空手先輩かわいいぞ…」と驚いているのを何度も目にしている。
  • やっぱり導入部であり説明回なのでどうも話が単調になってしまう。まあ2号機をどうするかという点における衝突は避けられないと示唆されていたし、理想と現実の擦り合わせほど痛みを伴う自己決断はないですよね。この決断が早いあたりやっぱりアキは男寄りのキャラなんだと再認識する。
  • ガンつく2が5人のロボ部における初めての共同作業ということで、ここから本当の意味での本編突入という感じ。最後の「消えてくれない?」の落差は良かった。こういう日常と非日常の位相の移動をもっと見たい。

To LOVEるダークネス 10話

  • 回想の中のロリヤミちゃん素晴らしいです。ティアーユとの一人二役といいやはり福圓さん中堅声優最高峰だなーと改めて思わされた次第です。ロリヤミなんて普通の声優だったらキュアハッピーと同じ声になってもおかしくないのに絶妙に演じ分けている。
  • 回想ってのは基本的にナーバスになりがちなものが多いんだけれど、今回のエピソードもけっこう重たくて中々体力を削られた。しかしそんな中でもロリヤミは輝いているし、今のリトに惹かれているヤミもダークネスのメインキャラとして立ち回っている。やっぱりヤミというキャラクタは個性が強過ぎるな。大量のヒロインズの中に放り込んでも圧倒的存在感で全てを薙ぎ払う力がある。
  • 後半は原作通りティアーユ先生が学校に馴染んでくるエピソード。眼鏡と天然と尋常じゃない包容力を持ち合わせている時点でもう三拍子揃ってるわけですが、アニメになると若干幼さというかあどけなさが出てるのが面白い。姉というより母親っぽいキャラなんだけど姉として迎えたい。
  • トラブルらしくないちょっと泣ける良い話で原作読んでた時は「これでいいのか…」と思ってたんだけどこうして映像として見ると「ええ話や…」と素直に思えた不思議。すごくいい。擬似親子ものだけど普通の親子ものより良い。特に緩急の付け方が上手かった。ラブコメでこういう話やったら普通引かれると思うんだけど、これはすんなり受け入れられる。


その他雑記

  • こうして怠けていると忘れてしまうんだけどもう就活始まってるんですよね…
  • 働きたくない。
  • なんで働かないと生きていけないような社会になっているのかさっぱりわからん。
  • 好きなことをして金を稼ぐとなるとだいたいやりたいことは決まってくるんだけど本当にその道でいいのかという悩みがある。
  • 上で散々金がないって言ってたけど別にそんなに金がほしいわけではなくて、生きていけてある程度の娯楽を享受できるくらいの金があればいい。
  • おれのやりたいことはつくづく儲からないことなのであった。
  • なんか一時期「そうだ脚本家になろう」と思ってめっちゃストーリー考えてたんだけど、それも今やほとんどがSSとして消費してしまった。
  • 永遠に中学生と高校生の時間をループしていたい。
  • 今さらながら学生時代にもっと遊んでおけばよかったと思っている。おれは昔から勉強嫌いなので「もっと勉強しておけばよかった」とか死んでも思わないだろう。
  • 勉強嫌いなおれが塾で講師やっていたという事実が今でも信じられない。
  • 生徒たちに「いかに楽して勉強するか」ということを重点的に教えていたのでいつクビになってもおかしくなかった。
  • 日本史・世界史・思想史・宗教史その他諸々のいわゆる「社会」に集約される学問は勉強じゃなくて趣味だと思ってるし、本を読むことも小学生になる前からずっと生活に組み込まれていた行為だったので皆がなぜ国語で苦しんでいるのか、高校を卒業するまでわからなかった。試験なんて超要約評論文とショートショート読めるんだから得してんじゃんとか思ってた。
  • 塾講師、やる前はめちゃくちゃ緊張してたけど初めてからはめっちゃ楽しかったし、教えてた子たちの数人からは今でもたまにメールもらうのでやって良かったと思っています。
  • あのままずっと塾講師やってりゃ良かったとは思うけどたぶんそんなに長く続けられなかっただろうなーとも思っているので難しいところ。
  • 働くくらいなら三島由紀夫の生涯をなぞってやりたい。
  • リクナビは糞だと思っているので登録していません。就活に死あれ。
  • 「明日終わるかもしれない世界なんだから嫌なことは置いておいてやりたいことをできるだけすぐやる」ということは極めて合理的だと思うんですがなんで非難されるんですか。
  • 日本人、ものすごくTwitter使ってるくせに革命起こそうとか全然思わないよね。あと一歩が足りない。
  • みんな賢すぎるのでもっと馬鹿になった方がいい。