ラブライブ! #2 「アイドルをはじめよう」

  • AKB0048ラブライブアイカツと3日連続でアイドル活動ができる今期はまさにアイドル戦国時代。しかしドス黒い陰謀渦巻くディストピアの0048、真面目なものに見せて途轍もない狂気を孕むゲテモノだったアイカツに対してこのラブライブはどこまでも真っ当なアイドルもの。しかもアイドルを「目指す」という時点から始まるのでまさに0からのスタートということになる。
  • ラブライブプロジェクトとしてキャラの静止画や設定を見た時にはあまり感じ取れなかった個性をアニメで動的に表現出来ている。「動き」はアイドルの活動内容との親和性が高いので理にかなっているし、ダンスだけでなくキャラのリアクションなどもややオーバーに描写することでキャラそのものの魅力が伝わってくる。
  • 穂乃果の部屋の描写がけっこう面白くて、本棚の中に本が乱雑に並べられていたりCDを机に積み重ねていたりと性格がよく現れている。本棚の乱雑さに対して机の棚の辞書類なんかはしっかり並べられているのも現実感ある(おれの机とだいたい同じ)。
  • 基礎体力作りとか、一応ライブのためにきっちりトレーニングしてるのは好感がもてる。ここらへんすっ飛ばすことも出来たはずなんだけど、どこまでも真剣に「アイドルを目指す」という原点に向き合っている。ギャグみたいな台詞回しが多いものの、やっぱり骨格となるシナリオ自体は眩しいくらいに真面目なんだよな。
  • 正直どんなに粗があってもこういう真面目な話には弱いので主要3人以外の演技がちょっとアレだなーという事実にも目を瞑れるという。今回は特にEDへの入り方も良かったし、2話目にしてもう無敵感が高まってきた。次回のライブとかどうなるのかめちゃくちゃ気になりますね。