近況

・18~20日の平日で休暇をもらい久々に第2の故郷に帰るなどした(年末年始は帰れなかった)。わずか3日という滞在期間の中で高校の頃からの友人や大学の同期・後輩など様々な面子と遊べたので非常に充実感があり、生まれて初めて自分のスケジュール管理能力が発揮できたことにただただ満足している。


・何というか、利害とか社会的地位とか一切関係ない友人がいるというのは本当にそれだけで恵まれていると思うし、6年近く交流のあるネット上の人よりも知り合って3年程度の後輩とのほうが遊んでて楽しいというのは、自分がいかに文章のみの交流に向いていないかということを如実に突きつけられているようでつらい。だからおれはLINEとかやらないし極力メールも使わないのだ。電話しか通信手段がなかったあの頃に戻りたい。


・遊ぶ前までは何となく面倒だなーどうせ疲れるんだろうなーという気もしているのだけど、いざ当日になると楽しいなー1日48時間くらいになんねえかなーと思うし、解散するとき異常に寂しいので根本的に人と会うのが好きな人間なんだろうけど、それはそれとして労働は本当につらいし、1日ならまだしも1週間ずっと同じ空間で同じ人間と過ごすのが中々にきついのでいつまで経っても結婚できる兆しがない。


・高校の友人とのカラオケは年2回ペースで未だに続いていて、これが無くなったら本当に生きているのがつらくなるのでどうかこれからも続いてほしい。あと今までキー調節して歌うのは邪道だと思っていたんだけど、おれの歌える曲がほとんど機械に登録されていないので、そうでもしないとネタ切れしたその瞬間からずっと「君が代」を歌い続けることになるな…と悟った。


・あと偶然だなーと思ったのは3日間のうち3日間ともおれの料理についての話が持ち上がったことで、実家では手料理を振る舞うなどした。社会の歯車になり一人暮らしするようになって、最初の1ヶ月位はひたすらカレーを作って食べていたのだけど、さすがにこれでは健康で文化的な最低限度の生活を送れているとは言い難いな…ということに気付き、様々な料理に挑戦するなどした。幸いにして近くにスーパーもあるし、希少な食材は祖母に頼んで送ってもらうなどという禁も犯した。


・で、人生で一番料理を頑張ったのは、昨年の11月に小学校時代の友人とその同棲相手の2人が自宅を訪問してきた日だった。男には適当に味付けの濃い料理を振る舞っておけば満足するだろ、みたいな考えで生きてきたのだが、女性に関しては味付けはかなり慎重に行わないといけない。そこで手軽に作れて見栄えも美しく、かつ味の調整が容易な料理を用意することにした。
以下がその時の料理の一部である。

f:id:shinmeikai:20150223000732j:plain
f:id:shinmeikai:20150223000742j:plain
f:id:shinmeikai:20150223000750j:plain
f:id:shinmeikai:20150223001015j:plain


・結論としては「圧力鍋最高!!!!!」に尽きる。圧力鍋は基本的に何でも美味しく作れる。一人暮らしの人間の必需品だ。パエリアはちょうどいい塩梅のおこげを作るのに苦労した。完璧なものを作れるようになるまでに非常に時間がかかったレパートリーである。炊飯器でも作れるけどやっぱりフライパンでしっかりつくったほうが絶妙なカリカリ感がでて美味しくなる。


・赤ワインは適度に飲むと老化防止に繋がるという話を聞いて以来、自宅には常に2~3本程度の赤ワインがストックされている。酒は元々そんなに飲まないのだけど、赤ワインは抵抗なく飲める。


・ちなみに1枚目右上に写っている米はパエリアの分量を間違えて余ってしまった白米で、家主のおれが一粒残らず食べきりました。人に料理を振る舞う時の味付け以外の問題点は「分量の計算」だ。おれは計算ができない。


・滞在最終日、大学の後輩やたまたま休みだった同期の友人と買い物などをした時に帰りの電車で読むための本なども調達した。今邑彩の『鬼』という短篇集で、『ルームメイト』『そして誰もいなくなる』あたりの長編は読んでいたけどそういや短篇は読んでなかったな、という事に気付いて購入。これが当たりだった。特に表題作「鬼」がホラーを下敷きにしたミステリかと思わせておいてホラーへと回帰、しかしラストはホラーでもミステリでもないという傑作で、何で今までこれを読まなかったのかと後悔していたら電車は自宅のある街へと帰ってきていた。

鬼 (集英社文庫)

鬼 (集英社文庫)


追記(私信):女性ボーカルのAsrielがいけるならUNLIMITSもいけると思います、聴いてみてください。

UNLIMITS - ハルカカナタ - YouTube


UNLIMITS - エターナル (STUDIO SESSION 2014) - YouTube


UNLIMITS - 孤独へのシグナル - YouTube