超訳百人一首 うた恋い。 1話

第一話の反応で「NTRものだ!」と騒いでるのが目立つが平安時代なんて夜這いとかロリ専の貴族とか性が乱れに乱れてたんだから何をそんな驚いているのかという感じではある。


お勉強アニメという感じで知的さとはまた違うものを感じる。作画は写実性とは正反対に位置していて教育テレビでやっているような雰囲気でありながら、内容は文献や和歌から得られる情報や史実をほとんどぶっ壊して組み立て直したという感じで、それゆえ逆にある程度決められた枠内から出られないようなもどかしさを感じる。自分たちで決めたルールに縛られている、みたいな。ただ台詞回しなどはやや現代風に砕けた訳で、このくらいがベストに思える。教科書の訳なんかもこうもう少し柔軟にならないものかと全く関係ない別の部分で悩んだり。


在原業平といえば伊勢物語だけどこのアニメは百人一首がテーマということでそこらへんに関してはノータッチぽいね。伊勢物語、以前研究していただけに残念だ。


そういえばEDがSOUL'D OUT だったことには思わず笑ってしまった。本編が完全に純和風の話なのにいきなり英語なんだぜ。噛み合わないとかそういう次元の話じゃない。