布団と涅槃

寒い。めっちゃ寒い。布団から出たくない。ただひたすらに布団から出る気が起きない。もうこうなったら布団の中で一日過ごせば良いのではと考えている。もういいじゃないか。どう考えても人間の活動に適した気温じゃない。何が勤労感謝の日だ世の中には勤労したくない人間だっているんだぞという反骨精神を忘れないようにして布団からの脱出を諦めた三連休一日目でした。

アニメ雑感

新世界より 7話

  • 監督が必要以上にくどくならないように説明を多少削ったと言ってたけど、今ぐらいのバランスが丁度いい。映像の見せ方が上手いので言語化されなくても理解できる部分が多くて助かる。
  • 偽バケネズミからの猛襲から逃れたもののまた新たな危機に直面する。安堵と恐怖の繰り返しの果てにようやく危機を脱出して他の仲間たちと合流して各々の呪力を復活させ、村に戻ることが出来た。
  • ただ、相変わらずコンテがどうも雑で、「早季と覚が瞬たちと合流する」、あるいは「鬼童丸が追いかけてくる→絶体絶命かと思いきやボートで向こう岸まで運んでくれる」というシークエンスの流れに違和感があって、ここらへんはもっと工夫できる余地があった。作画に関しても若干崩れている部分があって体力に不安が残る。
  • 次回予告を見たところ5人が成長しているので何年か後の話になってそう。となると今回で第一部終了というところか。

となりの怪物くん 7話

  • 委員長がかわいい。夏目ちゃんもかわいい。なのに雫はそこまでかわいいとは思えない。この差はいったいどこから生じるのだろう。わからん。全然わからん。
  • 今回はハルにスポットを当てたエピソードなんだけど、何気にちょっと重めの過去を背負っていて「えー今までそんな素振り微塵もなかったやんけー」と詐欺に遭ったような気分に。死人の言葉を背負った人間はかなり強く過去に縛られているんだけどハルはそんなこともなかった。むしろ死人の言葉を「受け売り」といってアウトプットすることによって他人と言葉を共有しようとしているように見える。
  • ここまで見てきてようやくこの作品は「好きな人であれ適切な距離を置きたい」雫と「好きな人とは必要以上に距離を縮めたい」ハルの2人が最終的にどのくらいの距離を保っていくかという物語なんだなーと気付いた。後半によく差し挟まれた揺れるシーソー(のオブジェ)のカットは「ハルと一定の距離を保てずに揺れている」雫の心情を示している。だからこそこのアニメはギャグテイストの作り方でいいのだ。他のあらゆるところがギャグであれ雫とハルとの間に一本筋が通っていればそれで物語が成立する。
  • 今回のハイライトは委員長とハルが校舎の中庭(?)で会話するシーン。雫に触れた上級生を殴ったハルが草むしりを命じられて渋々それに従っているところに委員長が通りかかる、というところから始まる一連の流れ。BGMにED曲を使用するあたりも良い。ハルのセリフのあとのほんの少しの空白の時間にサビのメロディが飛び込んでくるあの絶妙なタイミング。影の薄いキャラ、というところから一歩踏み出して「委員長」としてではなく「大島千づる」としてハルに認められるようになった、つまりはヒロインとしての個性を確立する一歩となったシーンである。

神様はじめました。 7話

  • 亜美ちゃんめっちゃかわいいじゃないですか。奈々美よりヒロインやってる。この子と鞍馬のスピンオフ作ってくれないですかジュリエッタ先生。
  • とはいえ奈々美もしっかり少女漫画の主人公たる活躍を見せており、ああこれはそういう類の作品だったと再確認させられる。なんか巴を筆頭に妖怪たちのキャラがかなり立っているせいでどちらかというと妖怪アニメだという認識が強かったので。
  • 初デート回にしてここまでテンションだだ下がりの話も珍しい。というか巴が一度たりとも水族館デートの最中に「帰りたい」みたいな発言をしないところが肝だと思う。あと奈々美に着いていくことを拒否したりもしない。これは鞍馬からの忠告を受けてのことなんだが、ここから奈々美の告白〜ビルからの落下までのシークエンスが非常に鮮やか。
  • 今までの話の中で一番重要かつ一番の盛り上がりを見せた回だった。奈々美の心情の核心に迫りつつ巴の中の感情を揺さぶる、今後の二人の展開のターニングポイントとして位置付けられるであろうエピソード。

中二病 7話

  • 開始10秒で我々は地上に舞い降りた天使を目視せざるを得ない状況に追い込まれる。鬱陶しい季節の夏に礼拝する理由がまたひとつ増えてしまった。
  • というわけで「夏だ!海だ!テコ入れだ‼」という日常アニメの法則に則ってこのアニメもテコ入れ回である。「またテコ入れかよ‼」という突っ込みは無用。しかし悲しいかな、テコ入れに見えてテコ入れじゃない。夏休みの帰省というイベントを利用して六花が自らの中二病と向き合う内省的な話になっている。今までの緩い日常ものから一転、キャラクタのパーソナルな部分に焦点を当てた内容でストーリーもやや重め。
  • 六花の中二病は自らの弱さや孤独を覆い隠すため、そして現実から目を背けるために纏った仮面であるように見え、今回自分の素顔を知っている人の元に戻ることで仮面が剥がれ、六花の本心が剔抉されていく。それは幼かった頃の六花が父の死を認められないまま今に至るまでの内面が細やかに描写されていることにも起因していて、ここらへんは京アニだからこそ出来るやり方。というか何より今までの誇大戦闘描写がまさか今回のための伏線だとは思わなかった。もちろんあの「飛べ‼」のシーンである。
  • 中二病という表面上の、人工的に加えられた個性を身に纏うことで現実そのものから目を背けようとしていた六花が現実を直視したことにより、皮肉にもさらに現実から遠ざかる道を選択することになるのでは、という可能性を持たせたところで幕引き。「爆ぜろリアル、弾けろシナプス」とは何とも示唆的な言葉であったことに改めて気付かされる。現実では絶対に叶うことはないが、発言者の脳内ではいくらでも妄想することが出来る。言葉としてそれを発することで実現性を高めようとする一縷の望みが託された六花のこのセリフは今回に限って悲痛に満ちた言葉として響いてくる。
  • この現実を受け入れることができた時、必然的に六花は中二病である必要がないわけだが、凸守が中二病を自らのアイデンティティとしているように、六花もまた中二病という世界に自らの居場所を見つけるのかもしれない。それがこのアニメの終幕になればいいと思うのであった。

BTOOOM 7話

  • やっぱ爆弾使う奴より肉弾戦に長けている奴の方が強かった…という簡単な結論に至らないのが良かったな。まあ主人公なんだから死んだら終わりだろというのはあるんだけど。
  • 「第三回」と高橋名人が言っているので、これはやっぱり人間自身を駒とした大規模なゲームで、第一回と第二回でゲームバランスの向上を図っていて、それが今の第三回目のこのゲームで安定してきたみたいなところか。
  • つーか平のおっさんは結局置き去りのままなんだろうか。一番メインヒロインらしい言動を積み重ねてきたのに。

ひだまりハニカム 7話

  • 現実はおろかフィクションにもほとんど存在しない「誰も傷付かない世界」がここに確かに存在している。派手な描写も怒涛のストーリー展開も深夜アニメ特有の紳士的要素や過剰な萌えに媚びる要素もない。ここにあるのは特別な出来事も起こらない、それでも確かな個性を持ったキャラクタたちが紡ぎ出す繊細かつしっかりとした説得力をもった物語である。
  • 宮ちゃんがかわいい。全くもって意味のない3D対応パンフレットを作成してしまう宮ちゃんがかわいい。宮ちゃんと街のカフェ巡りしようとか思ったけどそれより食べ放題の店に行った方が良さそうな気がする。あとアップルパイ作って食べさせたい。
  • 久しぶりに見たけど有沢さんなんかめちゃくちゃ美人になってませんか。なぜひだまりスケッチという作品はおれを時間をかけてゆっくりと殺しにかかってくるのか。ていうか「ありさ」って呼んでいいんですか。
  • ゆのっちが自分より年上の人に会うことによって「相談をする」という機会が設けられ、今のゆのっち自身の立ち位置を再確認しつつ、人との繋がりということについて能動的であることの重要性を意識させる。繋がることは簡単でも繋がりを保つことは簡単ではないというのはかなり現実的。それでも繋がりを保とうと自ら働きかければいつでも繋がることができる、というのは現実だとシビアな話ではあるけど、そこはゆのっちのおかれている環境が非常に恵まれている、ということで。

武装神姫 7話

福井祐佳梨の名前すごく久々に見た気がする。


おにあい 7話

  • ありさちゃんが普通にかわいい…というかこんな人間のカルマを詰め込んだようなアニメで普通にかわいいキャラクタが出てきたことに感動すら覚える…
  • もうロリコンでいいかなーとぼんやり思ってしまうほど普通にありさちゃんがかわいいのでそれだけでもう明日への活力とか愛と勇気だけが友達でもいけるんじゃないかとか色んなものが身体の底から湧いてくる感じです。でも年齢設定的には全然ロリコンの範疇じゃないのでおれはロリコンじゃなかったぜ。あれだ母性本能とかそういうのだきっと。
  • そしてまともなヒロインが現れたということで必然的に実の妹である秋子のポジションが脅かされるわけだが、ここで努力して兄に好かれようとするのではなく、自らの立場と圧倒的アドバンテージを徹底的に利用してヒロインを蹴落とそうとするあたり普通のハーレムアニメの道をハナから捨ててかかっているということがよくわかる。
  • アナスタシアの好意が完全に秋人からありさへと変わっており、あーアナスタシアはそういうキャラなんだなーという印象の変化。かわいいものなら何でも良いという性格だったから銀兵衛に対して偏愛の情を抱いていたということで納得できる。
  • あと7話目にしてついにタイトルが正論でもって完全論破されたけどこれもう最終回でいいのでは。なんかいつもストーリー薄めのはずなのに今回に限ってはアホみたいに脂っこい話で胃もたれしてしまった。ここからどうやって次回に繋げるんだろう。
  • 追記:次回は水着回だった。さすが困ったときのテコ入れ水着回。しかしこのアニメ毎回がテコ入れだという気もする。

To LOVEるダークネス 7話

  • ついにララが主役のエピソードがやってきた。メインヒロインでありながら全くといっていいほど表立って活躍しない影の薄さに定評のあるあのララが主役。まさしく原点回帰という感じ。
  • そもそもこのアニメは開始五分以内に光規制しなければいけないという決まりでもあるのか。今回は闇規制からのスタートだったけど「まさにダークネス‼」とかもう絶対言いたくない。
  • そういえば御影先生の中の人が変わってたけどこの人確か歴史的戦犯アニメABのゆり役だったな…とぼんやり思い出していた。ただこういう大人の女性を演じた方がいい感じに聞こえる。
  • 何もしていないのに徹底的にヤミが辱められるという前回の展開に笑わされ、後半のララの話であれちょっと良い話じゃないのという不思議な気分に陥りそうになったところで平常運転に戻ったのでなんか妙に安心した。良い話を自らの手で台無しにしてこそのトラブルシリーズである。

SAO 20話

  • ALOで一番力を入れなければいけないであろうバトルシーン(というのもALO編でまともな戦闘はここくらいなので)、演出というよりはカメラワークで魅せるように計算された映像だった。確かに今までのコンテの振るわなさを考えればこの方針は非常に最適な判断だと思われる。これがまあ良く出来てた。瞬間的に絵を切り替えていくことで生まれたスピード感と迫力が素晴らしい。
  • 戦闘描写が申し分ない出来栄えだったので今回はもう言うことはない。作画に関しても取り沙汰されてるのは中割りだけだし(中割りを取り出して作画批判する意味が全くもってわからん)、正直戦闘以外はもうオマケですよオマケ。キリトの謎のモテスキルとかもうどうだっていい。ユイちゃんの出番が少ないのもわかりきってたし。
  • 今回で3巻の内容全部やり切ったので次からは4巻の内容に入ることになる。4巻からはもう今回のような戦闘はないのがつらいものの最後の須郷とのリアル決戦はちょっと見てみたい。

好きっていいなよ。 7話

  • オリジナルの要素を追加しているというよりは原作の本筋に関係ない要素を削ったり構成を多少変えたりすることによって単純に見やすいように作られている。あとキャラデザも柔らかくなってることがかなり大きい。
  • めぐみは今後の変貌を知っているだけにこの人格を見てると違和感というかやっぱり仮面着けてるなーということを意識させられる。ここらへん原作を読んでるかそうでないかで印象が正反対になりそう。特にアパートのシークエンスだけ取り出して見れば普通に良い子に映ったりする。
  • ただ今に至るまでめいとあさみ・愛子との絡みを結構削ってきているので、女同士の友情が映えるシーンとかどうするんだろうなーそれも削って編集するのかなーという不安が。あさみなんて「めいの理解者」という一点においては大和より上に位置する存在なのに、序盤の夏休みにめい・あさみ・大和・健二の4人で旅行に行くイベントが完全カットされてからというものの出番が少なくて泣ける。
  • 一方で愛子はさすがこのアニメのキーキャラクタというところで、感情を表に出さないめいの背中を押すというしっかりとした役割を果たしている。後半、めい・あさみ・愛子の3人が廊下で話しているところは原作でもかなり力が入っていて、その勢いというか原作の力強さをしっかり映像に落とし込めていて流石という感じ。
  • めいが大和のネクタイをひっ捕まえてキスするシーンだけど、奇しくも今期放送されている『となりの怪物くん』が1話でそれをやっていて凄いシンクロだなーという。トレンドにしたいのか。ただとなりの怪物くんではハルが雫に(男から女に)対しての行為だったけどこのアニメではめいから大和に(女から男に)対しての行為で、ここらへんは完全に作者の意向がモロに反映されている。

リトルバスターズ 7話

  • ギャグは相変わらず死ぬほど面白くないけど本筋に関係ないのでまあスルーするとしよう。どうせ後半になればこのギャグは消え去るのだし。
  • はるちんことはるかは第一印象が薄かったので今まで気にしてなかったんだけど、今回でようやく魅力を全面に押し出してきたのでヒロインとして認識できるようになった。こういうアホみたいに明るいキャラはたいがい噛ませヒロインというのが通例だけど原作がギャルゲーの範疇にある作品なのでメインにもなり得る。
  • クドの存在が徐々に身体に染みてきた。これはまずい。外部から入ってくる噂と実際に目と耳で確かめたディテールが合致しつつある。
  • 隠と陽をしっかり描き分けてるので山場が視覚的にはっきりとわかる。ころころと変わっていくはるかの表情にもそれが現れている。表情豊かなキャラクタは好きなのでこれからもJCには本気出して頂きたく。

生徒会の一存2期 5話

  • めぐるとか存在すら忘れていた。何というか2年くらいで自分の記憶ってかなり忘却されていくんだなーという、悪い歳の取り方してるんじゃないかなと不安になる。
  • りんごちゃんも物凄く久々に見た。こっちは相変わらずかわいい。生徒会の一存という作品の中でこの子だけはまともな可愛さを誇っている。生徒会メンバーが束になっても叶わない強度。
  • 取り敢えずストーリーに関しては後半の鍵と林檎のやり取りからのギャグ加速度が凄かった。前半全然ダメだっただけに後半の爆発度が激しく、特に重ねてくるアパートの俯瞰描写(と住人たちの叫び)が面白かった。前回のラブコメエピソードもそこそこに良かったけどやっぱこのアニメはこういうアホみたいなギャグ寄りの方が向いてるように思える。

マギ 7話

  • アリババとアラジンとの再会。せっかく良い締め方したのにEDで脱力するという悲しさ。これだからおれはマギを入れ込んで視聴することが出来ないのである。
  • 絵コンテ神戸守ということもあり全体的に減り張りのある演出が目立った。変態さんことシンドバッドとの出会いなんかも派手な演出をしないことで逆に変態さんが目立つという構図。
  • ただやっぱり原作の良いところを殺してる感じがする。アラジンとアリババの再会も尺の都合からかあんま衝撃がない。『好きって〜』とは違ってこのアニメは原作の方が面白い。

イクシオンサーガDT 7話

  • ついにやってきた玉造温泉回。間違いなくこのアニメのキーとなるエピソードであり一番面白くなる可能性を秘めていることが次回予告から容易に想定出来たんだが、その期待通りの面白さを誇る話だった。
  • ただくだらないネタを放り込んでいるだけでなく、1つのネタを自在に広げているので飽きることなく見続けられる。クララのネタを序盤から中盤あたりまでずっと手を替え品を替え出しまくってるのが良い意味でひどい。こんなネタ引きずるなよ。
  • そして中盤から発光ネタで畳み掛けることによりさらに勢いを増している。DTとエレク様とのやり取りも破滅的に面白かった。掛け合いでここまで笑わされたのは久しぶりかもしれない。
  • しかしどう考えてもエレク様が主人公でDTの方がラスボスだろ。ほんと頼むからエレク様に一回くらいDTに勝たせてやってくれ。不憫にもほどがある。

さくら荘 7話

  • いつの時代においても妹キャラがかわいいのはおかしい。現実を見ろ。現実の妹なんていてもいいことなんて何かひとつない。それなのになんだこのアニメの妹のかわいさは。こうやってフィクションの世界で理想の妹像を構築していってるせいで世の中の妹がいない哀れな男達が「妹=かわいい」と無条件に思ってしまうんだ。世の中のあらゆる創作作品のかわいい妹は幻想であるといい加減世に知らしめなければならない。
  • 小倉唯は妹キャラになるように宿命づけられたのかと思うほどここ最近妹系のキャラしかやってないような気がする。あーでもカンピオーネではアテナやってたな。あれくらいじゃないのか妹系統に属さないキャラクタって。
  • まあ何というか妹ちゃんが普通にかわいいので「妹ちゃんがかわいいですね」としか言いようのないエピソードだった。ただギャグセンスが今までと違っていて、これは絵コンテの高柳滋仁によるところが大きい。デジキャラットでも似たような演出あったし。空太が電話してる場面で様々な絵を挿入したり、場面切り替えに妹ちゃんを使ったり、今までには見られなかった演出やギャグが多い。わりとミュージカルチックなのでああ高柳氏かーと何となくわかる。ただ演出の池田重隆氏に関してはあんま印象ない。ニャルコさん1話とかシュタゲにたまに出てたなーくらいの薄っすらとした印象しかない。
  • 美咲先輩が妹ちゃんと若干キャラ被ってしまうからかずっと自動車教習に行かされていたのが悲しい。もっと本編に絡ませていこうぜ。なんでギャグ要員として消化されているんだろう、シリアスパートになれば一番ヒロインとしての力を発揮できるキャラクタなのにもったいない。
  • あと撮影された写真を単体で画面に映すときに「処理中」の文字を入れるのが斬新だった。ポラロイド写真を流れるように挿入していた10年前のアニメのことを考えると時代の流れを感じる。時代はデジタル。アニメもセルからデジタル。

サイコパス 7話

  • 前後編じゃなかった。さすがこのアニメの主軸となるであろう事件というだけあって物語を引き延ばすのではなく膨らませてくる。今までは主人公サイドの掘り下げを行ってきたのに対し、今回は犯人サイドの掘り下げ。
  • 王陵璃華子という人間が犯行を行う動機を客観的に説明、ここらへんは若干「説明している」ということを意識させる槇島の会話が気になったものの、手口そのものに関してはかなり主観的に描かれていて狂気や自我を剥き出しにしたような演出が脳内を侵食してくる。坂本真綾はわりと何でもこなせる印象だったんだけど、ここまで振り切れた演技が出来るとは思ってなかった。エスカフローネからもう15年以上経ってるんだよなそういえば。
  • この事件は狡噛と宜野座、あるいは狡噛と朱の関係性が大きく変わる転換点になると思っていたんだけど、今回は宜野座が意図的に狡噛を捜査から外し朱を監視役に置くことによってこの二人がコンビとして活躍できる機会を得た。初動捜査から外された刑事が秘密裏に操作を進めるなんてまさしく刑事ドラマの醍醐味じゃないですか。
  • あと被害者の殺害方法が「芸術」に重点を置いているのは元克の力が働いているからだろう。虚淵がイニシアチブを握っていたらバラバラ死体とか腐乱死体とかそんなんになっていたと思う。猟奇殺人をあくまで芸術活動の枠内に組み込むという方法がかえって猟奇性を増幅させるというやつですね。

ロボノ 7話

  • かなり面白くなってきた。サイコパスもそうだけどなぜ今期ノイタミナはスロースターターなんだ。いくら2クールあるとはいえ最初から引き付ける構成にしてもらいたかった。
  • フラウはキャラデザだけ見ればすごく良いんだけどオタクくさい喋り方にしてるせいで物凄く取っ付きづらい。名塚佳織がこんな演技出来るとは思ってなかったのでそういった意味での新鮮さはあったんだけど。
  • フラウがガンバレル最終回の裏話をするシークエンスはゾッとした。こういう盛り上げ方に関しては前回前々回ともに上手いなーと思わされた部分。断片的な要素がどんどん繋がっていってやがて一つに集約されていく展望を見せていて、しっかりと今後のストーリーに引き込ませる。
  • 最後に敵(?)側の人間が集結する部分での幕引きも良かった。ただあの女性の声がどうも敵だという感じがしない。味方なのか。


その他雑記

  • 眠い。
  • 最近わかったんだけど寝ないと起きてる間眠くなる。
  • 中学から高校までは睡眠時間5時間切っても全然平気だったのに20歳超えてからの睡魔への抵抗力の低下が著しい。完全に体が老化してきている。
  • 中学生の頃からずっと思ってるんだけどおそらくおれはそんなに長生きできない人間だと思う。50までたぶん生きられない。
  • 色んな病魔を抱えながら今まで生きてきた事自体けっこう奇跡的だと思ってるのであとはもう余生を大事にしたい。
  • 小学生低学年の時に不登校だったというのは真面目に病気だったり背中に腫瘍が出来たり喘息の発作を起こしたりで学校に行けるコンディションじゃなかったからです。
  • 高校生の時おれはなぜ年に5回程度しか欠席しなかったのか、というかなぜ体が快調だったのか今考えても不思議である。
  • 「朝ごはんちゃんと食べないからですよー」と後輩に体調不良の原因を指摘されたがおれは小学校6年生から今までずっと朝ご飯を食べるという習慣がないので今更変えようがないし、そもそも朝に食事を摂るというのが無理なのでつらい。みんな朝にご飯なんか食べてよく吐かないなーとわりと本気で思っている。
  • というか食事って一日一回でいい気がする。3〜4時ごろに一回食事を取れば一日頑張れると思う。
  • 中学三年生の頃、当然のごとく中二病だったので「おれは食事を取らなくても死なない」という発想が浮かび約1日半断食していたことがあるけどあれはあれで精神的につらかった。特に妹がパンを口にくわえて俺の部屋に入ってきたときが一番つらかった。
  • だいたい生きてるうちにやりたいことは中高生のうちに8割やり尽くした感じがするので残りの2割を早めに達成して極楽浄土へ導かれたい。仏教徒だし宗教の勉強もしてるしたぶん行ける。自信がある。