世界滅亡

世界中に存在する蟻が体長3mくらいに進化して人間を喰らい尽くしたのち地球が急速に温暖化して地球からすべての生命体が消失するというどでかいスケールの夢を見ました。おれはそれをずっと上空から眺めているという。完全に寝る前に読んだテラフォーマーズの影響ですどうもありがとうございました。


M7.3というととても大きな地震なんだけど日本人はもう地震に麻痺してるらしく、うちもけっこう揺れたんだけど「おいおいまたかよー」とか言いながらTwitterで「千早」の単語をミュートするなどしていた。もう千早の胸囲ネタ飽きたので誰か新しいネタ作ってくれ。


そういやはてなブログにevernoteとの連携機能が出来たらしく、おれはあらゆるログをevernoteに貯めこんでそこからここに貼り付けているので、労力を考えればFC2よりもはてブロの方が圧倒的に楽な気がする。しかし一度アカウント消してはてなを去った人間がまた舞い戻るのもどうかという話で、取り敢えずはここから移行するかもしれないという告知だけ。

アニメ雑感

新世界より 9話

  • 瞬が学校に来なくなってから4日目という地点からのスタート。誰かに監視されているかもしれないという恐怖心と瞬の所在に関する不安感を煽っていく。手堅くもしっかり緩急つけた構成。今回は特にホラー的演出が活きていた。全体的に見ても緊張感がほとんど途切れることのない、視聴するのにものすごく根気が必要とされる回だった。
  • 早季の姉のことについてクローズアップされていく展開がとにかくジェットコースター並のスピードで緊張感が凄まじい。その後に真里亞が部屋を訪れて中庭の話を聞かされるまでのシークエンスもファンタジー的でありながら生々しさを持っていて、この相反する二つの要素が生み出す空気感がすごい。このホラー的緊張感はやっぱり絵コンテの小倉陳利によるところが大きいんだろう。あと瞬に対する早季たちの無力感も演出の高村雄太により良く表現できていた。彼はちはやふる15話の太一のB級決勝戦のエピソードの演出もやっていたので納得の出来。
  • 今回は今まで張られていた伏線をゆっくりと回収していくフェーズだったのか謎の多かった部分が少しずつ詳らかにされていく、解決に向かって進んでいくためにも必要不可欠なエピソードだったし、映像作品としても良く練られていて完成度が高い。前回著しかった作画の乱れもほとんどなかったのもポイント高い。

となりの怪物くん 9話

  • 出オチ感が半端ないけれどこれもとなりの怪物くんである。「ゴルベージあさ子の部屋」、リアルでもサイト作っているあたり手回しが徹底している。
  • いきなり親父の経営する店が潰れたという物凄く深刻な話からスタート。しかし店が潰れたのは6回目という時点でそうとう家庭環境が崩壊していると思われるんだけど、それも全てギャグで済ませてしまうあたりに絶大な安定感を見て取れる。
  • 性的な話になると顔を赤くする夏目ちゃんが絶世のかわいさなんですが何故この子がヒロインじゃないのか、頭に疑問符しか浮かばない。外見だけでなく内面もしっかり伴っていて雫のフォローやハルへの後押しもしようと立ち回っているし、少女漫画に出てくる女子高生としてはあり得ないほどのハイスペックぶりを発揮している。まあそういうところがあるからこそヒロインにはなり得ないのでは、と思ってしまうのもまた事実である。
  • 夏目ちゃんの過去話が初めて挿入されたわけだが、ここで同時に夏目ちゃんが満善に惚れたらしく、夏目ちゃん原理主義者としては嬉しいやら寂しいやら。取り敢えず最終的にハッピーエンドになればもう過程はどうでもいい感じです。ただそうなるとササやんはいったいどこに向かうのかという懸念が。
  • 委員長がハルに惚れた一方でヤマケンが雫に惚れるという、なんともまあ王道的四角形が出来上がっていて微笑ましくもあり「委員長とヤマケンは勝てないだろ…」という虚しさも湛えていたり。ゴール地点がわかっている物語のサブキャラクタに与えられた使命は斯くも哀しき運命なのか。

神様はじめました。 9話

  • 奈々美は少女漫画の主人公・ヒロインでありながら少年漫画の主人公のような芯の強さも持ち合わせていて、それがここまで深く妖怪の世界に入り込んでいても主軸がブレない理由なんだろうなーと思わされた。
  • イロモノの役割を小林ゆうに押し付ける風潮が出来上がってる感じがするんだけど、そういえば銀河へキックオフで真っ直ぐで熱血な主人公演じてたなーと思い出してしまった。あと『好きっていいなよ。』のめいの母ちゃんも演ってた。
  • 瑞樹は元々巴に対する憎しみや嫉妬に駆られて行動していたキャラクタだったが、ここに来て奈々美と向き合い契約を交わすまでに至った。まあ瑞樹は「主人に対して忠誠を誓いたい」という気持ちを抱えており、その忠誠を誓う相手として奈々美を認めたということになる。
  • それに対して奈々美は巴の過去を見たことにより巴との再会を躊躇うようになる。このタイミングで亀姫と出会ったのは実に上手いシナリオで、行間を埋めていくように感情が移り変わりしていく様は人間としての、巴との接し方の気丈さは神様としての奈々美を印象付ける。
  • ていうか紳士契約って複数名と交わせるのか。完全に一妻多夫制じゃないですか。これは奈々美の逆ハーレムあるで。

中二病 9話

  • ちょっと恋愛に寄せるのが急過ぎる感じはあるものの六花がこんなにまともなヒロインになったことに関しての感動が大きかったのでもう全部許せました。あとくみん先輩は相変わらずかわいい。六花の理解不能な恋愛相談を聞いてあげる先輩がかわいい。
  • 凸守に友達がいてしかもその友達から「凸ちゃん」と呼ばれて勉強面で頼られていることが衝撃的だった。まあ確かにあの性格なら残念さよりも小動物的な個性の方が目立っているので、マスコットキャラ的扱いを受けていても案外違和感はない。
  • 今回はとにかく25分間ずっと六花がかわいいだけのエピソードだったと言ってもいいくらい六花がかわいかった。前回までのシリアスな話はどこへ行ったんだというくらい六花推し。もうストーリーとかどうでもよくなってきた。かわいいは正義
  • モリサマちゃんと六花の2人だけの絡みは初めて見た気がする。モリサマちゃんの凸守に対する接し方と六花に対する接し方は違っていて、六花にはいちおう友人としての気遣いをもって接していて微笑ましい。出来ることなら序盤からこの2人の絡みを見たかった。
  • ヒロインが屋根から落ちそうになるとかめっちゃ古典的なんだけど、このアニメは「上の階から六花が降りてくる」という描写を何度も繰り返しているのでそれに重ね合わせることができた。上の階から降りてくる時には自分の力だけで何とかなった六花が、今回は勇太の力を借りて着地するという構図であり、それは六花にとって勇太の
  • 存在が自分と切り離せなくなったということを物語っている。まさしくそれが恋であり、タイトルに通じる道となる。

BTOOOM 9話

  • 坂本はん対人関係には詰めが甘いなー。世界ランキング5位っていう位置付けも現実においては100%還元されるというわけではなさそうだ。ゲームとしての駆け引きは出来ても人間対人間という心理的駆け引きは苦手な様子だ。ここは現実の坂本の対人コミュニケーションに生じている問題を引きずっていて設定的にうまいと思う。
  • 最強のプレイヤーが食糧に対してがっついてるのは面白かった。殺し合いじゃなくて食糧の奪い合いによりハイレベルプレイヤーと対峙するのってこの手の作品では珍しい。
  • 女同士の戦いとか地味に始めて見た気がする。その中でヒミコが「信じられるのは竜太しかいない」と心の中で思ってることが大きな変化を感じさせる。以前までは「信じられるのは誰もいない」と言っていたヒミコが人を信じられるようになったということは大きい。
  • 最後の織田と竜太との一騎打ちが予想以上に盛り上がってたので、出来れば織田はこのままラストくらいまで生き残ってほしい。あとクズ枠代表の伊達先生も。

ひだまりスケッチハニカム 9話

  • ひだまりを見ていると冬の寒さも忘れられる。ひだまりというだけあり心も身体も暖かくなれる魔法の空間が形成されていて、何者も拒まない器の大きさと絶大な包容力をもって汚れた俗世に疲れた我々視聴者を頭から爪先まで浄化していく。そして浄化され尽くした身体でひだまりを見ている間は人生という与えられた短い時間が悠久のものであるかのように感じられる。まさに素晴らしき世界。
  • 宮ちゃんがかわいい。人生ゲームに夢を抱いて本気になり一喜一憂する宮ちゃんがかわいい。美術教師になった宮ちゃん(眼鏡装着)が今期一番のかわいさだった。宮ちゃんと人生ゲームで盛り上がりってその勢いのままリアル人生ゲームに突入したい。
  • 人生というリアルな拘束から解放されているひだまりにとって「人生ゲーム」というアイテムはタブーのような気がしたものの、蓋を開ければ案外馴染んでいて物語のファクターとして何ら違和感がなかった。それは普通の人生ゲームではなく「ひだまり荘」用に改造されていた人生ゲームだからだろう。世界観に完全にシンクロしていた。
  • ひだまりの世界で釘宮ボイスが流れてくると別世界に誘われたような気分になる。若かりし頃に患った釘宮病が胸の奥で疼き出す。「ルイズ!ルイズ!」の掛け声が遠い海の向こうから鳴り響いているのが聞こえる…

武装神姫 9話

タコさんウィンナー。


おにあい 9話

  • いつかは必ずやってくると思っていた兄看病回。ハーレムものにおける主人公の疾患率は異常。そして「誰がメインで看病するか」という争点における鍔迫り合いはもはや伝統芸。
  • しかしまさかヒロインズの中で一番まともに看病しているのが秋子だという事実に揺れ動いている。いちおう妹としての責任を果たしているあたりにこのアニメのタイトルが活きている。あとありさちゃんの用意した「新鮮粥」が完全にサムゲタン問題を皮肉ってて笑った。そうだよ、おにあいはもともと萌えアニメへのアンチテーゼの塊のような作品なんだからこのくらいの鋭角さがあったほうがいい。
  • 結局このアニメはヒロイン単体で攻めてくるのがメインなんだとわかりました。基本的に本気でヒロイン同士が争うということがないので、必然的にヒロインが何人かで攻めてくるというエピソードが無くなってくる。
  • あとこのアニメでは考えられない、というか絶対に無いであろうと思われた2話またぎのエピソードが出てきてしまった。しかも銀兵衛と秋人の過去回。慣れないことしない方がいいと思うんだけど、もう後は野となれ山となれといったヤケクソ感が漂っていてたいへん芳ばしい。

リトバス 9話

  • 久しく野球の練習をしていなかったためかリトルバスターズの目的が野球をやることだという前提すら忘れていた。単なる仲間集めじゃなくて野球チーム結成だったんだよ完全に失念してたよ。
  • 以前あからさまな伏線として出てきたミッションに関連して「全校生徒分の学食を作る」という大きいんだか小さいんだかよくわからんエピソードである。しかし各キャラ単体の個性を主張する場としては上手く機能している。各人の調理方法なんかを見ていると性格がモロに反映されていて面白い。
  • リトルバスターズの面々が食堂の料理をおばちゃんたちの代わりに作るということが完全に成功しておらず、生徒の中から口々に不満の声が漏れるのが微笑ましい。これが生徒たちから「いつもより美味い!」とかいう声が上がっていたらちょっと受け入れ難かったかもしれない。
  • ナルコレプシーの発作が起きる」こと自体よりも「ナルコレプシーの発作が起きて眠りから覚めた時」のほうが世界から隔絶された危うさに似た恐怖感がある、というのはよくわかるしリアルな感触があってよろしい。必要以上に仲間たちが症状について触れないのも「普通そうだよなあ」と納得できる。

SAO 22話

  • 身バレ。それはインターネットやオンラインゲームという電脳仮想空間における最大にして最悪の出来事であり、正体がバレた人間は火消しと退散を強いられることになる。ALOにおいてはそういった類の危険性はなく、リーファやレコンのようにリアルで素姓が割れてる人間同士でゲームをプレイしている場合もある。しかしキリト(和人)と直葉に関しては最初から互いに「隠す」ことも「公開する」こともなく最善のバランスを保ってゲーム終盤まで到達したこともあり、更にある程度兄妹としての関係性が変化した状態での互いの身バレにより一方的に直葉がその傷を負う形となった。
  • キリト=和人ではないという前提だからこそゲーム内で直葉はリーファとして和人に接することが出来たし、和人に抱いた感情への諦めとそれに伴う痛みはキリトという存在により中和された。身バレの切っ掛けになったキーワードが「アスナ」だというのが兄妹間の埋めがたい圧倒的な隔絶を示唆し、直葉が負った傷に対して和人が何ひとつわかっていないことがそれを後押しし、傷の正体の全てを直葉が説明しなければ伝わらないという状況が傷口を抉る。
  • やっぱこのアニメは空中戦の構図が良くできている。SAOも空中戦があればもっと戦闘が見応えあったのかもしれない。空中戦はカット割を工夫しなくても視点の素早い切り替えによって臨場感が出せるので良いですね。
  • あとこれはSAOに限らず思ってるんだけど、ずっと一緒に暮らしていた兄妹がある日突然血縁関係がない、本当の兄妹でなないと知ってしまったときに妹は兄に、あるいは兄は妹に対して恋愛感情を抱くのだろうか。おれがもし妹と血縁関係がない義兄妹だということを知ってしまっても1ナノも妹に対してそんな感情は抱かないし、妹もおそらくそうなのではないか。ただこうやって他人の感情を決め付けてしまっている時点でおれはキリトと同じ過ちを犯しているのかもしれないが。

好きっていいなよ。 9話

  • 愛子ってこんなキャラだったっけ…と思うほどに毒が抜け切っていて違和感があるものの、全体を包み込むような柔らかさと今まで以上にめいの表情の多様さがそれを忘れさせてくれる。雨という負のファクターを正方向に転じさせる力量もあり平坦なシナリオでも見やすくなっている。
  • 大和がめいの家を訪れるイベント、本来なら前回大和がめいの家を訪れた時にやるはずだったんだけど今回に移行させたのは良い改変である。改変そのものにしっかりとした意味があるので全然気にならない。
  • 小林ゆうは母親役としてはちょっと声質的に浮いてる感じがするなーと思ってたんだけど今回で見直しました。「ありがとね」のくだりが一番良かった。
  • 唯一不満な点が海と大和の出会いで、ここは原作の方がカタルシスもあり丁寧でしっかりとした描写だった。海から大和に話かけるということは、海は大和のことを少なくとも敵視していないということがここで既にわかってしまう。今まで丁寧だったアニメにしては珍しいミス。
  • あとそれに伴って海が大和に「めいのことを好きになった」と告白するシーンも、そこに至るまでの過程がかなり省かれているので唐突な感じがする。この後にある海がめいに告白したことを大和に報告するシーンだけで、今回の告白はいっそばっさりカットしても良かった気がする。

生徒会の一存 7話

  • リリシアさんもそういえば能登だった。最近は声を張り上げる能登ばかりで傷食気味なのでそろそろ君に届けの3期をやろうぜ。しかし能登のツンデレもまた乙なものである。
  • 表向きはリリシアさんのために用意された話だということになっているけど実際は会長のための話だった。何というか会長のエピソードに関連してリリシアさんの掘り下げをやるという多重構造でこのアニメらしくない感じがしたものの、能登の力によりストーリーが倍増しくらいに面白く感じられたのでまだまだ能登いけるなーと思った回でした。
  • ED聴いてるだけで脳味噌が溶けていくような曲だったんだけど、これ間違いなく商品としてパッケージされて世に出回ることはないんだろうな。能登の歌ってなぜかいつも犯罪スレスレな雰囲気がある。

マギ 9話

  • 回想は続く。ワンピースくらいの力量がなければ2話以上引き伸ばされる回想ってたいがい飽きてしまったり中弛みしてしまうんだけれど、このアニメに関してはそんなこともなくて作者の地力を感じさせる。
  • アリババの揺れる感情を主軸におき、政府側と盗賊側、そしてどちらにも属さないアラジンとモルジアナという第三の立場。三竦みという構図でもなく、誰が明確な悪と定めているわけでもない。こういったところはリアルに人間ドラマを踏襲した作りで、これに相反するような魔法のエフェクトを織り交ぜることでファンタジーとしての世界観を強固に構築している印象がある。
  • しかしシンドバッドが「霧の団に入る」と言った時に霧の団のメンバーが棒立ちで何も喋ってないのはさすがに状況としてはおかしい。モブキャラの作画がもう完全にやる気ないのは見てわかるんだけど、それならせめてまともなコンテや演出を見せてくれ。

イクシオンサーガDT 9話

  • このアニメの主人公であるエレク様の陣営側のエピソードということで必然的に面白さ3割増しくらいになる。ずるい。敵側という位置付けなのにここまで魅力的な男も珍しい。
  • エレク様の部下であるインコグニート達はアホの集いだということはもはや周知の事実であったが、今回はさらに一人一人のアホさ加減を掘り下げていく居酒屋トークを展開。この馬鹿馬鹿しい内容の裏でエレク様が最強の武器を手にしていたり、DTがこの世界に来るきっかけになった女とエレク様に接点があることを確認出来たりと、最終回に向けての下地を整えてきている。
  • エレク様が圧倒的な主人公オーラを纏っていくのとは対照的にDTたち一行には全く緊張感がないし、エレク様の部下であるインコグニートたちもモンハンみたいなことやってたりと全然敵っぽくない。この落差が面白い。
  • エレク様の最強の武器であるカリボールがもう剣というかただの兵器ですね。大量破壊兵器。街ひとつくらい容易く木っ端微塵にできそう。今度こそDTを倒せるのではという期待に胸が震えるぜ。

さくら荘 9話

  • 人の部屋(下宿)の壁に勝手に絵を描くってもう頭おかしいを通り越して病院行けよというレベルなんですけどみなさんこんなヒロインたちにブヒブヒ言ってるんですかね。
  • とまあキャラクタの破綻が激しくなっている中で新しく出てきた新キャラのリタが普通にかわいい。ちょっと頭おかしいけどかわいい。CV川澄とか本当に卑怯すぎる。ここにきてこのキャスティングはあざとい。視聴意欲が下がってきたあたりでこういうエピソードをやってくるのは良くも悪くも狡猾さを感じる。
  • あとリタという衝撃的なキャラクタを出した回で同時に赤坂龍之介を登場させるという衝撃二段重ねミルフィーユ構造がもろに脳天を直撃してつらい。堀江由衣男版ボイスは理樹で把握したつもりだったんだけどそれよりさらに低い。ていうか見た目は完全に女である。
  • 無条件に最高レベルの才能を保持している人間は往々にして無意識の状態で他人の精神を傷つけていく、ってわりと近代小説的な香りを漂わせるテーゼなんだけど、ましろという人物は果たして「無条件に」最高の才能を保持しているのかという問題がある。ましろの過去エピソードって全然やってないし。
  • しかし今回はCV川澄の破壊力が今年最大級で、なぜこんな今後出てくるかわからないようなキャラクタへの配役なんだろう…と頭を抱える羽目になった。もし七海がCV川澄だったらこのアニメの魅力五倍増しくらいになっていたとわりと本気で思えるのでいっそう煩悶が脳幹に詰まっていく。

サイコパス 9話

  • サイボーグ人間。人が神に似て、不老不死を手に入れる。しかし「魂が肉体に囚われているから肉体をサイボーグ化して魂を解放しよう」という考えにはどうも納得出来ない。むしろ「魂と肉体が現世に囚われていて、死ぬことによってそれが解放される」という考えをおれは提唱してるし曲げる気もない。不老不死とかいくら金を積まれようがお断りである。なのでサイボーグおじさんの話は「機械に人間が支配されている」という部分でしか納得できなかった。
  • 人骨で作られたパイプってのがいかにも虚淵という感じで逆にあざとさすら感じる。そういう方面でのえげつなさを求めてるわけじゃないだけどなあ。虚淵がいるのに視覚的過剰グロ演出を全然やらないのは本当に勿体無い。TV的な問題があるにしてもやっぱり勿体無い。闇規制とか上手く使えよという話である。おれは愛のあるグロなら許せるのだ。血Cのような愛の無いギャグ扱いのグロは大嫌いだ。
  • 宜野座の過去が狡噛ではなく征陸によって語られることによって宜野座と狡噛の関係性を客観的に浮き出させる。特に大きな事件が起こることもなく、完全に次回への繋ぎとしての置きにいった回で、ますますこのアニメのドラマ志向を意識させられることになった。宜野座の過去に映像を挟まずに台詞だけで淡々と語らせたのもそうだし、敵側のボスっぽい奴が離す時に限ってクラシック的な音楽を流すという妙な美意識めいた演出もそう。やっぱり本広克行はドラマを作りたいんだろうな。おれはアニメを観たいんだが。

ロボノ 9話

  • 夏祭りって基本的に過去回想を引き出すために用いられるイベントという認識で多分合ってる。このアニメの夏祭りもそうだったんだけど、前半10分程度でさくっと祭りを終わらせて「ガンつく1完成」という本筋にもっていかれたので「余計な本筋以外は全部削っている」という印象がより強まった。膨大な情報量のある原作ゲームを限界まで削ってアニメというフォーマットに落としこむとこうなるのかーという感じ。
  • まあおれはロボットに関して特に思い入れもないしロマンも感じないので「ロボットに関してこんなに盛り上がっている」という事態自体上手く飲み込めないんだけど、ロボット製作が失敗したことによる落胆は確かにわかる。
  • ミサ姉が敵か味方かわからない状態っていうのが一番面白いです。こういう謎の立ち位置のキャラが一人いるのといないのとでは物語の幅の広がり方もだいぶ変わってくる。
  • 今9話目なわけですが未だにフラウさんに嫌悪感を感じてしまう。つらい。「フラウちゃんprpr」とか言ってる人達とそれを蚊帳の外から死んだような目で眺めている自分、どちらが正常なのか分からなくてつらい。むしろ顔赤らめている大徳寺さんのほうがかわいかったんだけどあの子あんまり人気無いんですかね。

To LOVEるダークネス 9話

  • 開始1分半で画面を光が覆い尽くした。やっぱり規制速度の限界に挑戦している気がする。いったい何と戦っているんだ。
  • ダークネスというシリーズではなく初期から2期までのTo LOVEるシリーズみたいな内容だった。ヤミとリトが手を繋いだままというだけで周りの人間関係がだいぶ変わってくるので結局みんなハーレム候補なんじゃないですかーという当たり前の確認をするための内容だった。本筋がアレなせいでお静ちゃんのシークエンスがかき消されてしまう。
  • 今回は規制という意味ではなく全体的に光を使った演出が多い。リトとヤミが寝ている時も、光源(月明かり)の方に位置しているのがヤミで闇の方に位置しているのがリトなんだけど、過去の回想をするときにはヤミは光に背を向けてリトと対面して話しかける。メアがお静ちゃんに対して警告するときも月明かりを背にしているし、キャラクタの置かれている状況が立ち位置に反映されている。


その他雑記

  • レポート全部終わりました。やったー。
  • ブログでいつも長ったらしい文章書いてるのでレポートとかの分量はさして苦にならないんだけど、問題なのは口語体で書いてしまうクセがついているということである。坪内逍遥許さねえ。
  • レポート書いてる時もそうだったんだけど定期的に背中が痛くなる。
  • これをタイプしている今も背中が痛いです。
  • 頭痛を抱えたまま大学に行く意味を見出せずに布団に潜ること約24時間。
  • 続々と誕生日プレゼントが届いています。ちなみにほとんど本かCDです。
  • 誕生日が来たら個人情報ばらしたりすることの無さそうな信頼の置ける友人達のみにTwitterサブアカウントを教えようか検討している。
  • 後輩女子に1000円の帽子をいただいたけど壊滅的にサイズが合わないので笑いが取れそうな時を狙って着用したい。
  • そういや今年買ったCDは結局200枚を超えなかった。本を買いすぎたのが原因だろう。
  • ていうか皆さん全然本読まないので驚いています。本を読みましょう。
  • スマプリのなお家族回素晴らしかった。なお主役回は他のエピソードと明らかにレベルが違いすぎる。運動会のときもそうだったけどなおメインのエピソードはまさしく直球勝負で泣かされるので困る。これで4回連続で泣かされてるわけだがおれはもう死んでしまうのではないだろうか。
  • おれの2012年の生きがいだったスマプリがもうすぐ終わりを迎えてしまうという事実を未だに受け入れられないのでもうサザエさんみたいに半永久的にスマプリやろう。
  • キュアピースとのじゃんけんが出来ないのが悲しすぎるので全国の女児を引き連れてクーデター起こしたい。