魔法科高校の劣等生 第1話 「入学編I」

原作の説明的で非常に読みづらい文章を上手く削りまくって解説を減らすことでアニメとして説明臭くならないように構成してるのは評価できる。とにかくこの作品は魔法に関する設定が技術として体系化されているので異常なまでに説明がくどいんだけど、その鬱陶しさが全く見えてこないのはアニメの作り方として正解だった。テンポもかなり良かったので滑り出しは順調といえる。

魔法の起動式の説明とかほとんど省いているのに問題なく見られるのはアニメが優秀なのか単純にその設定は説明される必要がなかったということなのかまだ分かってない。個人的には設定解説が少ないほうだと思ったんだけど、それは原作読んでるからで、原作読んでない人間にとってはこれでも説明が多いほうらしい。まあでもまだ触りの部分なので面白いかと問われればそうでもないという。

とりあえずマッドハウスの体力が半年も保つのかという問題、本編が面白くなる九校戦までどのように繋ぐのかという問題、いつになったらシバ氏をメインとしたシュールギャグが炸裂するかという問題、これらに対してどう向き合うのか気になる。本編が面白くなるのはペース的に7月くらいになると思います。