新世界より 第十六話 「愛する早季へ」

  • 今まで斬新な展開を散々やってきたのにここにきて「私を探さないでください」的な置き手紙という超絶古典的なイントロダクションだったのでちょっと笑ってしまい、そのあとの花澤歌唱OPで吹き出した。何なんだ。何故ここにきて特別OPを挿入するんだ。
  • 真里亞の手紙は最後の「あなたの真里亞」が一番良かったですね。「守を村の住人たちの魔の手から救うために一緒に逃げる」という行為が守のことを好いているからではなく「自分が付いていないと駄目だ」というある種の庇護欲のようなものに突き動かされた行動だということを暗に示している。
  • 遠藤綾のナレーションは神の視点(第三者視点)かと思っていたんだけどどうやら遠い未来から回想している早季の声らしい。何より「私」という言葉をナレーターが用いるという事実がそれを証明している。今から何年か後、一連の事件が収まった時点で早季がこの時のことを回想しているというのが恐らく正しい見方。だからタイトルの「新世界より」も「村から抜け出した早季が新しい場所(新世界)から昔の出来事を語ってる(or手記として残している)」という意味なのかもしれない。
  • 今回はなぜか作画と演出がめちゃくちゃ良かった。ここにきて持ち直したということはつまり山場が近いということか。タイミング的にはバケネズミたちとの騒動とかかな。
  • とか思ってたら最後に「私は26歳になっていた」とか言い出して仰天した。時間経過早すぎるだろ。マジかよ。まるで先が読めないんだが。