ビビッドレッド・オペレーション 第二話 「かさなり合う瞬間(とき)」

  • あかねだけでなくあおいの変身シーンも凄まじい力の入れよう。まさか深夜アニメにしてプリキュアのような地位を確立しようとしているのか。
  • 戦闘もストーリーもとにかく真面目。穿った部分がほとんど見受けられないので流れるように見られる。なので尻アップとか変身シーンの妙な色っぽさとか異質な部分が余計際立つことになり結果としてそれらがギャグのようになる。
  • しかし2話目でもストーリーの展開速度がめちゃくちゃ早い。何をそんなに生き急いでいるんだというほど早い。ただ「早すぎてわけがわからん」というわけではなく、ストーリーの骨格だけ残していらない部分をほとんど削っているという感じなので余裕で付いていける。こういうスピード感あるアニメはダレることなくて良いですね。
  • あおいちゃんが戦うことを即座に決意したことに関してはもう少しバックボーンがほしいなとは思った。いきなりわけのわからない戦いに巻き込まれたのにすぐに「私が皆を守る!」と言ってのけるほどの順応性の高さ。一応命かかっている戦いなのにこの迷いの無さは宛ら戦闘機のようでちょっと怖い。
  • 一色博士をリスにさせたのはやっぱり男の匂いを作中から消すためなんだろうな。「ドッキングに必要なのは相手の額に口付けること」という事実からもそれがわかる。もうとにかく百合要素を戦闘に還元していてそのポテンシャルの高さは褒められてしかるべき。
  • 「ドッキングされる時に互いの記憶や意識が共有される」というのは間違いなく伏線であり、こういう勝負どころで過去回想を挿入しやすくするのは『咲』的な計算高さを感じる。
  • まあでもドッキング成功までもっていくまでの過程が素直に良かったのと、ドッキングした場合主導権を握れるのはやっぱりあかねなんだな、という攻め受けの確認が出来たので2話目としては充分だろう。問題は鬼門の3話目なわけだが。