イクシオン・サーガDT 1話

まさかこんなネタ臭と爆死臭が漂っていたアニメが今期のダークホースになろうとは誰が予想し得ただろうか。ジャイロゼッターといいこのアニメといい、今期はまったく眼中になかったアニメの躍進が凄い。


緑髪の女がいきなり福山潤の声で喋り出したのに爆笑したあと「触ってもいいわよ」と地声で喋り出して椅子から転げ落ちて爆笑した。いや笑いのセンスがずば抜けている。寒いギャグではなく意表を突くネタは本当に爆発力の高い笑いを生む。それを制作陣がよくわかっていて完全にコントロールしている。


しかし靴のダサさで笑わせにかかるアニメとか生まれて初めて見たな。そのあとロケランやバズーカなどなんでもありの戦いを街中、しかも市場で繰り広げててはた迷惑極まりない。最初から最後までしっかり見てたのに世界観が全くつかめなかった。そのくせBGMだけはものすごい本気である。


「略してEDか…」というセリフの破壊力はとんでもなかった。まさか「イクシオンサーガDT」というタイトルが前フリになっているとは誰が考えようか。最後にDTとEDの戦いが見れるとは思わなかったぜ。伏線もしっかり回収してるし、何気にアニメとしての体裁はしっかりしている。


正直言って今期1話目の中で一番笑えた素晴らしいギャグアニメでした。出オチ感が半端ないが逆にこのクオリティを最後まで保てたら今期トップクラスの作品になれるかもしれない。