2012年秋アニメ
脚本:花田十輝 絵コンテ:小川太一 演出:河浪栄作 作画監督:引山佳代六花が中二病を治したという事実が提示され「では六花は過去を克服したのか」という疑問が真っ先に湧くわけで、前回の最後の歌唱が自らを縛る過去から解放するためのキーだったと考える…
絵コンテ:水島努 演出:柴田彰久・橋口洋介 作画監督:竹上貴雄・KIM YONG-SIK・KIM SHIN-YOUNG絶体絶命だった前回からの続きということでハードルが物凄く上がった第9話、予想を遥かに上回る出来で満足も満足、大満足でありました。ここまでやれるならもう…
絵コンテ:内藤明吾・山内則康 演出:政木伸一 作画監督:五十内裕輔・渡辺奈月 メカ作画監督:須藤晋どちらかというとあまり良いイメージのなかった生徒会メンバーをここで掘り下げるという構成の絶妙な上手さに唸らされた。完全に「ここしかない」と思わせ…
絵コンテ・演出:畑博之 作画監督:大高雄太・岩岡優子 メカ作画監督:須藤晋 泣けてしまうくらい抜群の安定感。戦車での試合が最後の10秒しかない話ですらこの面白さということが既に異常事態である。まあ笑って泣けて熱くなれるという三要素を揃えた時点で…
あまりのハイクオリティぶりで視聴者の度肝を抜いた4話目から勢いを全く落とすことなく突き進んだ5話目。CG演出に力を使い果たして制作が遅れているというのも納得せざるを得ない出来栄えだった。やはり今期はガルパンを信じていれば間違いない。 ファミレス…
『生徒会の一存』という看板を掲げておいてまさかの生徒会の出番は最後の3分程度。「タイトル詐欺じゃねーか!」という声もこのアニメにとっては追い風になるのだろう。 水無瀬さんというキャラクタがある意味生徒会メンバーよりも強烈な個性を有していて、そ…
正直申し上げてあんまり惹かれる部分の多くない1話目だった。ほとんど山も谷もない、良くも悪くも平坦な構成のエピソードで、ロボ部というものの実態についてもほとんど見えてこなかった。 主人公にもヒロインにも特に惹かれる要素はなかった。ヴィジュアル…
正直なところ物語に引きずりこむほどの力を持った1話ではなかった。しかしこれはこのアニメに対するハードルが初期段階で上がり過ぎていたという問題があって、一概に駄目だと切り捨てることもできない。 ストーリーは虚淵がやりたかったことをまんま出来て…
早く球磨川を登場させるとこまでもっていけよというおれの念は通じているのだろうか。おれは球磨川さえ見れればそれでいいというのに。 慣れとは怖いもので、あれだけ生理的嫌悪感剥き出しだった豊崎めだかに違和感を感じなくなってしまった。しかもむしろ王…
約4ヶ月ぶりに見てもほとんど内容覚えているのでたぶん良作以上の出来だったんだろう。カレンの立ち直りからスタートさせることで1クール目の視聴者を完全に掴んでいて上手い構成だなーと思わされる。確かこのアニメは1クール目の時も脚本と構成が上手かった…
まさかこんなネタ臭と爆死臭が漂っていたアニメが今期のダークホースになろうとは誰が予想し得ただろうか。ジャイロゼッターといいこのアニメといい、今期はまったく眼中になかったアニメの躍進が凄い。 緑髪の女がいきなり福山潤の声で喋り出したのに爆笑し…
1話目だけ見れば今期1,2を争うほど異色かつハイレベルなクオリティを誇る作品。女子高生が戦車に乗るという設定がもうすでにぶっ飛んでいるのに、それに加えて話の内容まで想像の斜め上をいくものでかなり面食らった。「「戦車道」とは乙女がたしなむ武術の…
わりと心に刺さるテーマを扱っているという事前情報を提供されたのでけっこう構えて観てたんだけど、初回ということもあってか案外気楽に通して見れる内容だった。終始主人公のテンション(主にツッコミに対して)が高いのは唯一気になる部分だった。いや別に…
タイトル通り低級2分アニメ。
妙にキャラデザが古臭い感じがするんだけどこれは原作の絵を忠実にアニメ絵として描き下ろした結果なんだろうか。 事前情報としては「女性向け」という感じだったんだけど、今のところそんな雰囲気は出ていない。むしろ男向けという印象さえ受ける。よくある…
「原作に忠実に沿う形でアニメ化される」「ファンにとっては文句のない出来になっているはず」とはなんだったのか。おれはマギに関しては初期の頃サンデーで立ち読みしてた人間なので「おお映像化すると綺麗だなー」というちょっとした感動があったが、それ…
少女漫画原作アニメの通常のノリから少し外してきたアニメ。しかしこういったノリが好物の人間にとっては滅法気に入るアニメではないかと思う。かく言う自分もこの「憂いを帯びた主人公の女の子が他者の力を借りて変わっていく(兆しを見せる)」という類の話…
これは原作を知ってる人間なら感涙ものなんだろうけどいかんせん原作を全く知らない人間なので正直なところそこまで惹きつけられる部分はなかった。まあ導入部分だし話が進むのはこれからだから何とも言えない。ただやたらめったら女性キャラが出まくってき…
1話目としてはかなり良い出来だった。世界観とテーマの提示、充実した内容、主要キャラ紹介、次回以降も視聴継続しようと思わせる構成、映像から伝わってくる雰囲気や効果的な劇半など、一見しただけでもとても凝った作りのアニメだとわかる。こういったSF寄…
予想以上に面白かった。原作を意識した作画と要所をしっかりと抑えて減り張りをつけたアニメーション、そして何より擬音をそのまま映像化するというギャグ的演出に笑わされた。1部はあまり好きではなかったんだけど、これはそんなに抵抗感なく見られるな。 …
いやーこれは良い意味でやりすぎでしょう。開始1分半で目映いほどの光が視界を覆い尽くすディストピア。この先の世界を覗きたきゃ円盤を買えと言わんばかりの光量が眼球を襲い、また一筋の光も差さないような圧倒的な闇が画面を染め上げる潔さ。ダークネスと…
まさかの今期ダークホース候補に浮上してきた。誰でも思いつくような設定を振り切れたキャラクタの掛け合いに託すことで屈折した笑いと圧倒的なテンポの良さを生み、それがキャラクタの個性に繋がっていく。あとこういう類の内容だとわりと引かれがちになる…
戦闘に関しては今期でもトップクラスの力の入れようだった。しかし問題は「このアニメが」戦闘に一番力を入れている、という事実なのだ。どう考えてもおっさんの妄想を映像化したとしか思えないような武装神姫たちの設定に眉間に皺を寄せ苦悩の表情を浮かべ…
いやーくさいもくさい、これほどまでに中二臭全開な作品だとは思っていなかった。「中二病でも恋がしたい」よりも中二臭い。とはいえ「中二病」は中二病であることをネタとして扱ってる作品なので進むベクトルが違うんだよな。 中二臭い最大の要因は間違いな…
複数人で脚本書いてるということがよく伝わってくる内容だった。この手の話を一人で書ける成田良悟はやはり特殊な才能があるということか。 映像というよりも雰囲気に拘る美意識のようなものを随所に感じさせる1話だった。テーマカラーは恐らくブルーで、全…
ここだ。ここがおれたちの居場所だ。病めるときも健やかなるときも振り返ればいつでもそこにあったひだまり荘。世界中の人類が滅んでも確かにひだまり荘とその住人たちは永遠の時間の中に存在し続ける。時間の有限さも人間の寿命も次元の狭間もここでは何も…
作画がひどいとか言われてるけどこれキャラデザの問題だよね。悪いとかそういうことではなく、アニメ絵が原作の絵に近付いてきたという印象を受けた。あとやはり3年間のブランクは大きかったというか、釘宮がナギの演技を若干掴みかねてる感じが否めなかった…
この世には3つの作品がある。視聴前の予想を下回る作品、予想通りの作品、予想を上回る作品の3つである。そしてこの「中二病」というコンセプト以外がほとんど謎に包まれていたアニメの1話目は予想を上回る出来だった。はっきりいって「期待を裏切る出来の良…
予想外にギャグ寄りのアニメだった。リアリティの一切を排してただひたすらに「ラブコメ」という圧倒的な要素をファンタジーのように前面に押し出している。神様という存在自体がファンタジーのようなものなんだけど、その存在がラブコメというもっともらし…
少女漫画原作アニメの良くないクセが出てしまった。少女漫画というものは主人公の女性が最終的に結ばれる相手となる男性と出会ってからのストーリーを描く作品がほとんどであるため、最初はどんな手を使ってでも(主人公の経歴なんかを全部すっ飛ばしてでも)…